Re: 縦書き対応のフォーム実装: amp-up

 shimonoです

 縦書きのフォームというか、カスタム編集コントロールの実装についての議論がある
ということをWordPressの関係の方から紹介いただきましたので共有します。

https://github.com/WordPress/gutenberg/pull/52624


 テキストの「表示」についてはいろいろな議論がありましたが、編集の際のカーソル
の動きとか、横書きだったらエディターの幅になる概念が縦書きだったら高さになる、
とか、そういった編集にまつわるような事柄の議論とかまとめとか何かありましたっけ?
https://github.com/WordPress/gutenberg/pull/52624#issuecomment-1732402822

の動画でのポイントとかあたりの。

 CSSでcurosr/caretあたりで探しても特には見つからない感で、、。文字列を選択した
ときの挙動とかは特に続け書きな文字で議論があったことは記憶しているのですが。


 ひとまずの提示として。


On 2023/02/20 16:17, MURATA wrote:
> 皆さん、
> 
> ブラウザでの縦書きフォームへの対応が進んでいないことは、
> すでに指摘されている通りです。しかし、ブラウザに頼ることな
> くJavascriptで縦書きフォームに対応してしまった実装が現れま
> した。amp-up.io <http://amp-up.io>社のamp-upというオンラインテスト環境です。
> 
> 縦書き表示される選択候補から選ぶこと(HTMLのselect相当)と
> 一行以内の縦書き文字列を入力すること(HTMLのinput相当)が
> 出来ています。長文の入力(HTMLのtextarea相当)はまだ
> 未実装です。
> 
> 縦書き・ルビの例題(https://qti.amp-up.io/testrunner/start/16 <https://qti.amp-up.io/testrunner/start/16>)
> を見ていただければ感じがつかめます。古文と漢文の
> テスト問題も入れてあります。漢文用のスタイルシート
> は、オープンソースのkanbunHTMLにあるものを用いて
> います。漢文HTMLの作成にも、kanbunHTMLのJavascript
> を用いています。
> 
> このオンラインテスト環境は、1EdTechという団体が制定したQTI3
> という仕様に基づいています。QTI3は、HTMLに基づいていますが、
> HTMLのフォーム要素を一切使っておらず、独自の宣言的要素を導
> 入しています。たとえば一行以内の文字列入力は、
> qti-text-entry-interaction要素を使います。
> 
> QTI3ではCSS Writing Modesを利用できるのですが、それだけでは
> 不便なので共有CSSスタイルシートを用意し、それを呼び出すため
> のHTMLクラスを用意しようとしています。これについては、
> Vertical Writing Support in QTI 3という文書をご覧ください。
> 
> 国内のNet Learning社からのプレスリリースにamp-upに
> ついての情報があります。
> 
> URL
> - プレスリリース <https://www.netlearning.co.jp/press-r/20230220.html>
> - 縦書き・ルビの例題 <https://qti.amp-up.io/testrunner/start/16>
> - kanbunHTML <https://github.com/untunt/kanbunHTML>
> - amp-up.io <http://amp-up.io>
> - QTI3仕様 <https://www.imsglobal.org/spec/qti/v3p0/oview>
> - Vertical Writing Support in QTI 3 <https://docs.google.com/document/d/1I4Ik9jRgrjyBemUTsFhrlsf_cHxGN5EMNs5gjcQPi8g/edit#heading=h.v966kfbe0x2j>
> 
>   --
> 慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授
> 株式会社ネットラーニング
> 
> 村田 真

Received on Monday, 25 September 2023 08:51:15 UTC