- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 19 Sep 2023 13:54:38 +0900
- To: "tajima@sanyosha.co.jp" <tajima@sanyosha.co.jp>
- Cc: W3C JLReq TF <public-i18n-japanese@w3.org>
田嶋 様 みなさま 小林 敏 です. 問題のありかは,わかりました.私も感じていた事項で,以前,木田さんからも対応方法を問われたことあります. いってみれば,アセンダー,ゼッセンダー,短字,大文字がある,つまり文字の高さの一定しない文字を縦向きにすることにあります.要するに無理があるのです.ですから,こうした場合,横向きにすればいいことです.たしかに横向きにすると顔を傾けないといけない,ということがあるが,けっこう読めるものです. そして,ラテン文字の単語を縦に並べると,どうしても1字1字読む.ラテン文字の単語は,単語列を一瞥して読むもので,それには横向きにした方が読みやすいのです. ですけれど,文字は正常な向きにしたいという要求から,スクリーンショットの例は見掛けます.それが,きちんとした理解(文字はどうしても正常の向きで読んでほしい)なのか,あまり考えないでやっているのか,たぶん,後者ではないかなと,私は疑っている. ですから,対応方法は以下の3つ —縦向きにすると読みにくいから,横向きにした方がよいとすすめる. —縦向きにすると字間が乱れるが,それがラテン文字の特徴だからやむをえない,とって,そのままとする. —個々の字間の調整の自動的な処理方法は,現時点ではない.手動で画面でみながら調整する(フォントが確定しないと処理できない).また,どのように字間を調整するかは,解答のない事項でもあり,ある程度作業者の判断も入り,また手間のかかること,費用をいただければ行う. さて,こうした事項についてjlreq-dでも,どこかでは触れた方がよいと思います.縦組でラテン文字の配置に向きの問題を解説するところでふれることになるかと思います. "tajima@sanyosha.co.jp" さんwrote >お世話になっております。先ほどチャットに書いた縦組み時の全角欧文文字のツメ調整云々というのはこれのことです。パラパラして見えるので詰めたくなりますが、一律に詰めるとおかしくなるので個別調整が必要になりますし、Webや電子書籍では(表示フォントが確定できなかったりもするので)詰めること自体が難しいです。 > >[img:スクリーンショット 2023-09-19 11.51.57.png]
Received on Tuesday, 19 September 2023 04:55:00 UTC