Re: 段落の作り方

みなさま

 ちょっと段落字下げの歴史的経緯に興味を持ってネットで調べているんですが、まあ段落行頭字下げが一般化したのは明治期で間違いないでしょうが、それ以前の文書だと例えば中国の科挙の答案には「行頭字上げ」はあるんですね。あちらの行政文書の作り方に沿った試験でしょうから行政文書の体裁もそうだったんでしょうか。
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/mablog2/mablog2_showeach.php?tgid=1503555960 <http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/mablog2/mablog2_showeach.php?tgid=1503555960>

 あと、長文の区切りの字下げは古い文書には見つけられないんですが、強調箇所の字下げは江戸時代の文書にも当然あって、例えば
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/2496.html <https://www.pref.gifu.lg.jp/page/2496.html>

こういう布告文などでは普通に行われていたようです。これなんかは段間を開けてわかりやすくもしてますね。


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> 2023/09/07 12:00、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 木田泰夫 様
> みなさま
> 
>  小林 敏 です.
> 
> 教育現場での段落の教育は,よく知りませんが,文章の書き方を書いた本では,ずいぶん昔から,段落は,適当な分量で区切るのではなく,段落で意味のまとまりを示すだけでなく,まず段落の先頭または末尾でトピックを示し,その説明を次に行うという書き方がいいのだという説明はされていました.
> 
> ですので(余談ですが),私は,そのような書かれた本で,かつ,さっと読みたい場合は,段落の先頭文だけ読んでいく方法をよくやっていました.
> 
>  木田泰夫 さんwrote
> 
>> そうあって欲しいと思います。段落に明確に意図的に意味を持たせるのはとても良い
>> 文書の書き方だと思うからです。そうすると、段落からなるフレームワークで文章を
>> 組み立てることが可能になって、日本人の書く文書がもっとわかりやすくなる。
>> 
>> しかし小学校では適当な分量で区切ると教えていたと思います。現在はどうなんでし
>> ょう?
> 

Received on Friday, 8 September 2023 01:36:13 UTC