- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Sun, 21 May 2023 08:51:49 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田泰夫 様 みなさま 小林 敏 です. 木田泰夫 さんwrote >敏先生、 > >質問です。simple-ruby で、JLReq に比べて単純化した部分は以下の4点、という理解 >で正しいですか? >1. 肩付きを省略し、常に中心揃え >2. 行頭行末でも中心揃えを保つ >3. 前後の文字に掛かる処理は残すが役物の空白部分に限定 >4. ルビと親文字の短い方を広げる処理は、複数の方法のうち、前後端と文字間で 1:2 >の比率にする方法(欧文はベタ)を採用 正しい. >また、このうち、「2レベル」処理のために必要な単純化は 2 のみでしょうか? 1で言っているので,関係なくなったが,1でなければ,3も関係してくる. 例えば,“の嵐に”という文字列に“あらし”とうルビが付いた場合,伝統的な方法では,以下で処理する方法がある(現在の書籍では,この配置方法のルビはよく見かける). の嵐に “に”にルビの“し”を掛ける 又嵐に “に”にルビの“し”を掛ける の嵐及 “の”にルビの“あ”を掛ける 又嵐及 “の”にルビの“あ”の半分,“に”にルビの“し”の半分を掛ける 行頭:嵐に “に”にルビの“し”を掛ける 行末:の嵐 “の”にルビの“あ”を掛ける つまり,前後の文字種や配置位置によって,親文字とルビ文字列の配置位置について3種類が出てくるという処理方法がある. ところで, >Richard から two level の記述がわかりにくい が問題かと思いますが,この記述は,村田さんの提案で,私の説明は,よくわからないが“two level”といえば,よくわかるということで,追加したものです.ただし,熟語ルビがやや複雑な処理をするので,“two level”の説明は,逆にわかりにくさを生んでいるのかもしれない. 私の言いたいことは,以下のような処理がでないようにした(このことは,本文で繰り返し述べていることです). 1 親文字列の前後にくる文字種によって,上記のように親文字とルビの配置位置関係が変わってくる. 2 行中か,行頭か,それとも行末で親文字とルビの配置位置関係が変わってくる. つまり,モノルビとグループルビは,一度親文字とルビの配置位置を決めたら,それを変えない,また,熟語ルビでも,分割する場合,親文字とルビの組合せが変わるが,いったん決まった親文字とルビの組合せについては,その親文字とルビの配置位置は,一度決めたら,変えないということです. そこで,“two level”の説明は,削除することは,私としてはかまわない.ただし,説明を削除する代わりに,上記のように配置位置関係が変わる例を示した図(親文字とルビの配置位置関係が変わる処理例)を追加してもよい.
Received on Saturday, 20 May 2023 23:53:39 UTC