- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 18 Apr 2023 13:15:07 +0900
- To: atsuda@fontworks.co.jp, eb2m-mrt@asahi-net.or.jp, tyamamot@adobe.com
- Cc: kida@mac.com, public-i18n-japanese@w3.org
atsuda@fontworks.co.jp 様 小林 敏 です. atsuda@fontworks.co.jp さんwrote 以下の問題は,JLReq https://www.w3.org/TR/jlreq/ 3 行の組版処理 で,かなり細かく解説しています.とくに, 3.8 行の調整処理 で解説しています. 簡単にいえば,行長にハンパが出た場合,句読点や括弧などでまず詰める,これで処理できなければ,仮名や漢字の字間を空けて,行長をそろえる.つまりツメ優先ということです. ただ,この方式は,活字組版で多くの出版社で採用されていた方法,今日では,それは見直してもよいのではと私は考えている.現在は,字間を均等に空ける方法は,簡単にできる.ごくわずかな字間の調整は,専門家を別にして,一般の読者は,かりに,四分アキで字間を調整してあっても,気づく人は多くないとも思われる(ずいぶん昔になるが,私の出版社での最初の研修で,この四分アキは指摘されるまで気づかなかった).であるならば,ツメ優先でなくてよいのでは,と思うのです. この方法は,APLで公開している“日本語書記技術WG報告書” https://www.aplab.jp/_files/ugd/eb8538_e921485ff03b4900aff942b28019d9f4.pdf の“簡便な行組版ルール(案)”で書いてあります. ご参考まで. >横からすみません。 >話がずれているようでしたら、申し訳ございません。 >ソフトウェアを書く立場からの話になります。 >小林様のお考えのAの場合、改行位置を仮決めした段階で行末あるいは次の行頭に禁 >則文字が来る場合は、追い込むか、追い出すかの選択をしないといけないのですが、 >この規則は必要ないのでしょうか。 >また、追い込む場合には、句読点、括弧類の詰めを最初に考えるのですが、こちらの >ルールも決める必要があったりしますでしょうか。
Received on Tuesday, 18 April 2023 04:19:33 UTC