- From: Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>
- Date: Tue, 11 Apr 2023 10:28:31 +0900
- To: W3C JLReq TF <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-ID: <84caed38-8506-8fd0-e114-baa835323d44@w3.org>
-------- Forwarded Message -------- Subject: re-simple-rubyの2レベル、日本語文 Date: Thu, 16 Mar 2023 00:51:27 +0900 From: Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org> To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>, Yasuo Kida <kida@mac.com>, MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp> shimonoです 前回のミーティングからだいぶ遅れてしまいました。 ミーティングで頭出しした英語の更新案は https://github.com/w3c/simple-ruby/pull/84#issuecomment-1420759168 > <li id="l20200529009">Processing is done in two levels. > The first level only determines relative positions of ruby annotation and its base. > Meanwhile, the second level determines inline positions of <a>ruby boxes</a>. > In other words, relative positions of the ruby annotation and its base text as decided in the first level > are not referenced nor modified by the second level such as in light of any characters or line edge preceding and following the <a>ruby box</a>. > Two levels are processed as following: > <ol> > <li id="l20220318001">The first level takes pairs of ruby base and its annotation > including parameters needed for processing, such as available space in the inline direction of the current line, > but excluding any preceding or following characters to the ruby base. > The first level outputs one or more <a>ruby boxes</a>, that indicate the outside size of <a>ruby boxes</a> > and the position of the ruby annotation with respect to its base.</li> > <li id="l20220318002">The second level looks at the outside size of <a>ruby box</a> and its surrounding text, > and outputs styled text.</li> > </ol> > </li> という流れにしております。基本的には前回の会議の了解事項の「不透明な基底ルビボックス」の 用語を使わず、出力から入力のつながりとしての表現とし、他のレベルでの決定を参照しない、と いう表現をしているという変更です。 日本語を合わせると > 2レベルの処理方式とした.最初に親文字とルビ文字の配置関係だけを決め,2レベル目でそのま > とまりを行に配置する処理を行う.別の表現をすれば,ルビを含むまとまりが行頭又は行末に配 > 置されようが,その前後にどんな文字が配置されようが,最初に決めた親文字とルビ文字の配置 > 位置関係を維持し,修正は行わず,またルビボックス内の配置関係を2レベル目で参照もしない > 方法とした. > 処理の例を示すと以下のようになる. > 第1レベルのルビ処理では,基底とルビの対,現在の行で利用可能な領域及び他のパラメータを > 入力として用いる.ただし,この基底とルビの対の前後の文字は含まない.ルビボックスの外形 > サイズ,ベースラインに対する行送り方向配置位置を持つ,1つ以上のルビボックスを出力する. > 第2レベルのルビ処理では,ルビボックスの外形サイズとその前後の文字を用い,レイアウトさ > れた文書を出力する. という内容になっています。(明に記述されていない日本語組版では当たり前の話も追記されてい る感じにはなっています、が。) というところで、前回の会議の際、敏先生はルビボックスとその前後の文字の配置で、空白の扱 いについて中を見たくなることもある、というような発言をなされていて、詳細を検討してみる、 ということでありましたが、その後いかがでしょうか?&このような文章で(英語版を)更新するの はいかがでしょうか? # 他にもいくつかのPRが木田さんのレビュー待ちで止まってますので、日本語PDFの更新はそこま で急がないところではありますが・・・
Received on Tuesday, 11 April 2023 01:28:44 UTC