- From: <kida@mac.com>
- Date: Thu, 8 Dec 2022 08:42:03 +0900
- To: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-Id: <78A12E2C-E815-43E9-BCD9-D013C362A2E3@mac.com>
先のミーティングでメールに出しますと言っていた JLReq-d に対して現在提案されている目次です。ご意見歓迎。 このリンク先の内容です。 https://github.com/w3c/jlreq-d/wiki/jlreq-d-ToC-draft –––––––––––––––––––––––– トップレベル 日本語の基礎 非日本語話者のために基本から説明 日本語の文字、書体の基礎 外国語の文字との違い(漢字は中国語と、約物は英語、中国語と) 欧文との整合、ベースライン、欧文書体との組み合わせ方 読みやすさアクセシビリティの観点の説明 本文の組版 プレーンテキスト スタイルテキスト 見出し、タイトルの組版 注 = 本文と並列な構造 ここは結構日本語独特のものがある かつ、デジタルで一番可能性の変わる部分 ページの構成 図版、動画、表など、テキスト以外のオブジェクトのページへの割り付け ユーザーの画面サイズに合わせたレイアウトもここか? 書籍の構成 デジタルでの冊子の意味、問題意識を提示 参照の問題、唯一性の問題 –––––––––––––––––––––––– 詳細 1. 日本語組版の基礎 日本語を知らないエンジニアに伝わるように基礎から。俯瞰を示し機能へのガイドにもなる。ここにある方が良いか、次の章にあれば良いか、の移動がありそう。特に、字送り方向の組版の基本は重なる。 日本語で使う文字の基本 漢字(用途による文字数)、仮名 英数字も 約物 縦書き横書きの文字の向き 全角半角互換文字 日本語書体の基本 メトリック 英文書体との合わせ方(書体、相対サイズ、相対位置) 字送り方向の組版の基本 行頭行末揃え、ラグ組 段落最初の行頭の字下げ vs 欧文風パラグラフ ベースラインシステムとの整合 縦書き横書き 縦書きの苦手なディスレクシアに対する言及 横書き縦書き変換のできるテキストを作るための考慮 (詳細は後の行組版のセクション) 行送り方向の組版の基本 ベースラインシステム、欧文との合わせ方を一箇所にまとめる? 外国語の文字との違い(漢字は中国語と、約物は英語、中国語と) 読みやすさ、アクセシビリティ 機能的観点での日本語組版機能の整理 一覧で俯瞰(インデックス的にもなる) 例えば:注のための機能は、単純な括弧、割注、脚注後注の類、行間注、など ルビは注に似るが、もっと粒度が細かく単語に内在する並列構造を示す。日本語の表記と音との並列構造がその必要性のもとであることを触れる 2. 本文の組み方 以下、テキストの論理的な構造とプライオリティ両方を章立ての構造で示そうとしたが、必ずしもそうなっていない。プレーンテキスト部分にプライオリティの低いものもあれば、スタイルテキスト部分にルビなどプライオリティの高いものもある。もっと良いアイディアがあれば歓迎。行内の組み立ては第2章に持ってゆく、もしくは独立させて、このセクションは行送りから入る方法も。 基本の横書き(プレーンテキスト) 簡便な行組版ルール案を反映。混植は特別なことではなく、当たり前の前提として扱う 行内の組み立て 約物 行送り方向 行長と行間、読みやすさの話題はここ? 段落の組み立て 禁則(禁則のための文字クラスを作らなくては) 両端揃えの行の調整とラグ組(デフォルトの字間および行の調整のための文字クラスの導入) (上二つは行内の問題?) 段落整形,そろえ及び段落末尾処理とラグ組 タブ処理、必要? 基本の縦書き(プレーンテキスト) 横書きで書いたことの応用編 縦中横 縦と横で注意の必要な文字 組版指示の必要な機能(スタイルテキスト) 異なるサイズやフォントの混合の話題は何か言うことあるか? 基本的なルビはここ(木田案) 強調処理 圏点(具体的な文字コードとサイズ)など伝統的なもの 欧文組版にあるもの、文字やバックグラウンドの色など新しいもの 場所未定のその他の話題はどこ? 印刷雑誌に連載の問題点など反映 欧文括弧など欧文用約物を使う場合への言及 3. 見出し、大きなサイズの文字 サイズを大きくした場合の空間の感じ方 つめ組など 行の最初の揃え方(サイズが大きい場合、そのままだと開始位置がバラバラに見える) <https://github.com/w3c/jlreq-d/wiki#5-%E6%B3%A8>4. 注 ここは結構日本語独特のものがある。割注など。ページ前提の注は分ける かつ、デジタルで一番可能性の変わる部分 両側ルビや、注としてのルビはここ(木田案) <https://github.com/w3c/jlreq-d/wiki#6-%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%AE%E6%A7%8B%E6%88%90>5. ページの構成 ここにページを前提とする機能を入れる Web やワードプロセッサのように「仕上りサイズと四方のマージンを設定する」方法での考え方 リフローアーキテクチャでの考え方 外部オブジェクト(図版、動画、表など)の配置 ページ前提の注 <https://github.com/w3c/jlreq-d/wiki#7-%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%81%AE%E8%A8%AD%E8%A8%88>6. 書籍の設計 ここに両開き含め書籍向けの内容を入れる デジタルでの冊子の意味、問題意識を提示 参照の問題、唯一性の問題 ––––––––––––––––––––––––
Received on Wednesday, 7 December 2022 23:42:32 UTC