- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Sun, 30 Oct 2022 08:26:06 +0900
- To: Taku Yamaguchi <study.yamahige@gmail.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Taku Yamaguchi 様 小林 敏 です. 修正,ありがとうございます. 枠をつけると,キャプションは,横でもいいように思います. 縦組のキャプションでいえば,図版の内容が文字なので,図版とキャプションの区別がつかない.一般に,文字が主の図版は多くないので,絵柄の場合はどうか,それはわからない.表組では,縦組にするキャプションの例をごくたまに見るが,表は文字というか数字が主であるが,ケイなどを使って,表本文とキャプションの区別がつくようにしている例が多い. さらに例となっているような横に長い図版は,書籍では,あまり見かけない(版面サイズという限界があるので,表組では見開きにする例がたまにある).Webになるとなんでもあるので,こうした予想外のサイズも出てくる.(これまでの常識にとらわれないで考えていく必要があるように感じています.表組では見開きにする例は,Webでは,そのままでも表示できるが,逆にそれでは読みにくくなる(スクロールはしたくない)ので,書籍では見開きで許されたが,Webでは,何か別の工夫も必要になると思う.) いずれにしろ,現在の縦組の書籍では.ほとんどが横組のキャプションで,それに慣れている.その慣れということの影響は大きいように思います. なお,キャプションの行間は,文字サイズの二分くらい,もっといえば四分でもよい.そうすると,キャプションがまとまりとして見える.ついでに,キャプションの折り返しは,行頭をそろえることは少なく,1行目に対して,2行目以下を1字下ガリにすることが多い.文字サイスも本文より1段階小さくすると,本文と区別がつく. キャプション全体のフォントをゴシックにする例もあるが,私は,この例のように図番号だけをゴシックにする方法が,強調の程度がほどほどで,よいと思っている. なお,縦組のキャプション(図13と図14)で,私の使用しているブラウザ(WindowsのFirefox)では,圏点(傍点)と親文字との行間がゼロでない(接していない)ので,図とのアキが不確かになっている. 以上,ご参考まで Taku Yamaguchi さんwrote >みなさま、山口琢です。 > >サンプルを更新しました。 >https://cc-study.appspot.com/x04/vertical > >kida@mac.com さんwrote >> 展開・折りたたみ方向 >> これ、私のmacのSafari/Firefox、およびiPadのSafariでは一瞬で展開折りたたみが >> 起こって、右左の動きがわからないのですが、山口さんの環境では方向がわかる速 >> 度で動きますか? > >アニメーションがついてなかったので、つけました。開くときに方向が分かる速度で >動きます。折りたたむときにはアニメーションしません… orz > >> 図のキャプションの配置 >> …特に要素が縦長になる場合は縦書きにしたくなります。 > >キャプションのパターンを増やしてみました。キャプション自身が長い(字詰め方向、 >inline-sizeが長い?)場合、図の右側にある場合、などです。 > > >小林 敏さんwrote: >> 図版の範囲が不明確… こうした図版では,枠でくくるとよいでしょう. > > す、すみません orz 枠を付けてみました。 > > >2022年10月29日(土) 13:56 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: >> >> みなさま >> >> 小林 敏 です. >> >> kida@mac.com さんwrote >> >> >図のキャプションの配置 >> >ご提案を読んで私もそのように感じました。特に要素が縦長になる場合は縦書きに >> >したくなります。敏先生いかがでしょう? >> >> 横組の場合,紙に印刷された書籍では,段落間に図版を挿入する方法があるという >> か,これが多くの場合です.ですので,横組で,文の途中に図版が挿入しても,問 >> 題は感じられません. >> >> これに対し縦組の図版は,段落間に図版を挿入する方法はないわけではありません >> が,ごくわずかで,版面の天・小口など,いわば版面の端に配置します.ですので >> キャプションは,横組でも問題なく認識できます. >> >> ですので,そもそも縦組の巻物に図版を挿入するには,どうしたらよいの,という >> 基本的なことから考えていかないといけないように思いました.それに応じれ,キ >> ャプションの向きも決まってくるのでしょう. >> >> この例での,もうひとつの問題はは,図版の範囲が不明確なこともあります.これ >> が安定しない縦組で,問題を大きくしたように思います.なお,こうした図版では, >> 枠でくくるとよいでしょう.
Received on Saturday, 29 October 2022 23:28:00 UTC