Re: JIS X 4051:2004 日本語文書の組版方法は廃止すべき?

体調、大丈夫ですか? 暑くて体力が落ちるのでくれぐれもご自愛ください。


> JLreqによってJIS X 4051が不要になったわけではなく、JIS X 4051にしかない記述にJLreqも頼っているという私の理解は正しいでしょうか?


JLReq の記述が X 4051 に依存しているところがあれば、それを取り除くのは可能ですから、そのために存続させる意味は大きくないように思います。ただ、JIS X 4051 にしかない記述含め、「もう一つのリファレンス」として存在の意味はあるかもしれませんね。

また、初期の JLReq にとって、権威づけという意味で X 4051 が必要だったように思いますが、その点の意味はもうありますまい。JLReq は十分に権威づけられましたし、今 X 4051 が廃止されてもそれは変わらないように思います。英語読者、つまり世の中のほとんどのエンジニアにとっては、日本語組版の拠り所は英語版のない X 4051 ではなく、英語の JLReq です。X 4051の立場に立つと、英語版のないのが悔やまれますが、JLReq の母体となったという意味は大きいですね。

JLReq-d を作っている我々にとって未来の X 4051ってなんでしょうね。役目を終えたもの? そのまま存続させたいもの? 未来に発展させたいもの?

木田

> 2022/08/16 17:49、MURATA <eb2mmrt@gmail.com>のメール:
> 
> みなさん、
> 
> きょうの会議を体調不良で欠席してしまい、すみません。
> 
> さて、JISの5年見直しで、JIS X 4051をどうするのかの
> 問い合わせがSC34専門委員会に来ました。
> 
> JLreqによってJIS X 4051が不要になったわけではなく、
> JIS X 4051にしかない記述にJLreqも頼っているという
> 私の理解は正しいでしょうか?なお、JISが廃止されると
> 閲覧も困難になります。
> 
> 
> -- 
> --
> 慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授
> 村田 真

Received on Tuesday, 16 August 2022 09:30:20 UTC