両側ルビをどうするか

みなさま、

(敏先生、指摘ありとうございます)

両側ルビをどうするか決める必要がありますね。両側ルビはいらない、と言う声も多いようですが、jlreq-d でいらないことにすると、おそらく将来にわたって両側ルビを殺すことになるでしょうから、そのような覚悟で考えましょう。

私は、現在のルビの仕組みを両側につけられるようにすることは、重要性以前に、仕組みを複雑にしすぎると言う理由で、やらない方が良いと感じています。

ただし、両側ルビがとても重要なら、行間注というものを定義して、それは、ルビのように範囲につくのではなく、特定の文字もしくは文字の間に付く。脚注のスタイル差のようなもの。そのようなものを定義することができるなら、複雑性をもたらすことなく、両側ルビのようなものを生かす余地があるかとも思います。もちろん、html 自体に脚注の機能さえありませんので(right?)、勝算は高くありませんが、これが正しい方向かと思います。

いかがでしょう?

木田

> 2022/07/27 13:24、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> Yasuo Kida 様
> みなさま
> 
>  小林 敏 です.
> 
>  Yasuo Kida さんwrote
> 
>> 用語について
>> ルビは、三種類もあるルビの理解がまず難しいと感じています。しかしよく比べて読
>> めば基本は共通です。ルビの単位が一文字より大きければグループルビですから、モ
>> ノルビとグループルビは一体で説明し、異なる点を、一文字の場合には、と例外を説
>> 明する方が記述が短く、わかりやすくなるように思います。用語を増やすとそれだけ
>> 複雑に見えますので、両方まとめて「ルビ」で良いと私は思います。
> 
> これは可能です.グループルビの分割を認めると,親文字1字の場合も記述しないといけない.つまりモノルビの方法です.
> 
> ただ,両側ルビの場合が問題というよりは,説明がやっかい.親文字が複数であるが,片方がグループルビで,もう一方がモノルビの際に,片方が複数の親文字にルビを対応させ,片方は,個々の漢字にルビを対応させ……みたいな説明になる.この説明でモノルビという用語は便利
> 
> モノルビとグループルビに限れば,ルビ配置のルールは以下の場合に分けられる
>  1 親文字1字の場合
>  2 親文字2字以上の場合
>   a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名
>    ルビ文字が1字の場合
>    ルビ文字が2字以上の場合
>     親文字列長とルビ文字列長が同じ
>     親文字列長とルビ文字列長が異なる
>      親文字列長が長い
>      ルビ文字列長が長い
>   b 親文字もルビ文字のいずれかがラテン文字の場合
> 
> ここに熟語ルビを含めると,以下になる.問題がaだけですので,そこだけを示す.
>  2 親文字2字以上の場合
>   a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名
>   a-1 親文字列に対し,ルビ文字全体が対応している(従来のグループルビ).
>    ルビ文字が1字の場合
>    ルビ文字が2字以上の場合
>     親文字列長とルビ文字列長が同じ
>     親文字列長とルビ文字列長が異なる
>      親文字列長が長い
>      ルビ文字列長が長い
>   a-2 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字全体が対応している
>    とともに,部分ごとの対応も示されている(分割可能なグループルビのこと)
>     分割しない場合は,a1と同じ,分割した場合は,1又はa-1と同じ
>   a-3 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字の各文字ごとに
>    ルビが対応している(熟語ルビのこと).
>     各親文字列に対応するルビ文字列長が,各親文字の長さ以下の場合
>     各親文字列に対応するルビ文字列長が,各親文字の長さを超える場合
>      親文字列長とルビ文字列長が同じ
>      親文字列長とルビ文字列長が異なる
>       親文字列長が長い 例:
>       ルビ文字列長が長い
> 
> *これはシンプルルビの内容は同じで書き換えたも,マークアップでa-2とa-3の区別が問題.
> 
> 熟語ルビを含めた別案.そこだけを示す.
>  2 親文字2字以上の場合
>   a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名
>   a-1 親文字列に対し,ルビ文字全体が対応している(従来のグループルビ).
>    ルビ文字が1字の場合
>    ルビ文字が2字以上の場合
>     親文字列長とルビ文字列長が同じ
>     親文字列長とルビ文字列長が異なる
>      親文字列長が長い
>      ルビ文字列長が長い
>   a-2-1 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字全体が対応して
>     いるとともに,ルビ文字が親文字1字ごと又は部分に対応しいる(特別の
>     指示のないもの).
>      分割しない場合は,a1と同じ,分割した場合は,1又はa-1と同じ
>   a-2-2 上と同じであるが,(特別の指示のあるもの).
>       1の親文字1字の場合と同じ
> 
> この別案は,熟語ルビを分解し,a-2-1又はa-2-2とする.いってみれば,ルビの字数がどうであろうと,熟語に付くルビをモノルビ的に処理したければa-2-2,グループルビ的に処理したければa-2-1を選びなさいということです.
> 
> ただ,a-2-2で親文字列の2文字と対応させて文字列があった場合が新たな問題となるが,それはa-1で処理すればよい..

Received on Wednesday, 27 July 2022 11:48:29 UTC