- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Wed, 27 Jul 2022 20:48:02 +0900
- To: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-Id: <6DBFF985-36C3-4CDF-8799-33AE6763C8BE@mac.com>
みなさま、 (敏先生、指摘ありとうございます) 両側ルビをどうするか決める必要がありますね。両側ルビはいらない、と言う声も多いようですが、jlreq-d でいらないことにすると、おそらく将来にわたって両側ルビを殺すことになるでしょうから、そのような覚悟で考えましょう。 私は、現在のルビの仕組みを両側につけられるようにすることは、重要性以前に、仕組みを複雑にしすぎると言う理由で、やらない方が良いと感じています。 ただし、両側ルビがとても重要なら、行間注というものを定義して、それは、ルビのように範囲につくのではなく、特定の文字もしくは文字の間に付く。脚注のスタイル差のようなもの。そのようなものを定義することができるなら、複雑性をもたらすことなく、両側ルビのようなものを生かす余地があるかとも思います。もちろん、html 自体に脚注の機能さえありませんので(right?)、勝算は高くありませんが、これが正しい方向かと思います。 いかがでしょう? 木田 > 2022/07/27 13:24、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > Yasuo Kida 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > Yasuo Kida さんwrote > >> 用語について >> ルビは、三種類もあるルビの理解がまず難しいと感じています。しかしよく比べて読 >> めば基本は共通です。ルビの単位が一文字より大きければグループルビですから、モ >> ノルビとグループルビは一体で説明し、異なる点を、一文字の場合には、と例外を説 >> 明する方が記述が短く、わかりやすくなるように思います。用語を増やすとそれだけ >> 複雑に見えますので、両方まとめて「ルビ」で良いと私は思います。 > > これは可能です.グループルビの分割を認めると,親文字1字の場合も記述しないといけない.つまりモノルビの方法です. > > ただ,両側ルビの場合が問題というよりは,説明がやっかい.親文字が複数であるが,片方がグループルビで,もう一方がモノルビの際に,片方が複数の親文字にルビを対応させ,片方は,個々の漢字にルビを対応させ……みたいな説明になる.この説明でモノルビという用語は便利 > > モノルビとグループルビに限れば,ルビ配置のルールは以下の場合に分けられる > 1 親文字1字の場合 > 2 親文字2字以上の場合 > a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名 > ルビ文字が1字の場合 > ルビ文字が2字以上の場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い > ルビ文字列長が長い > b 親文字もルビ文字のいずれかがラテン文字の場合 > > ここに熟語ルビを含めると,以下になる.問題がaだけですので,そこだけを示す. > 2 親文字2字以上の場合 > a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名 > a-1 親文字列に対し,ルビ文字全体が対応している(従来のグループルビ). > ルビ文字が1字の場合 > ルビ文字が2字以上の場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い > ルビ文字列長が長い > a-2 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字全体が対応している > とともに,部分ごとの対応も示されている(分割可能なグループルビのこと) > 分割しない場合は,a1と同じ,分割した場合は,1又はa-1と同じ > a-3 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字の各文字ごとに > ルビが対応している(熟語ルビのこと). > 各親文字列に対応するルビ文字列長が,各親文字の長さ以下の場合 > 各親文字列に対応するルビ文字列長が,各親文字の長さを超える場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い 例: > ルビ文字列長が長い > > *これはシンプルルビの内容は同じで書き換えたも,マークアップでa-2とa-3の区別が問題. > > 熟語ルビを含めた別案.そこだけを示す. > 2 親文字2字以上の場合 > a 親文字もルビ文字も漢字又は仮名 > a-1 親文字列に対し,ルビ文字全体が対応している(従来のグループルビ). > ルビ文字が1字の場合 > ルビ文字が2字以上の場合 > 親文字列長とルビ文字列長が同じ > 親文字列長とルビ文字列長が異なる > 親文字列長が長い > ルビ文字列長が長い > a-2-1 親文字列は一体であり,この親文字に対し,ルビ文字全体が対応して > いるとともに,ルビ文字が親文字1字ごと又は部分に対応しいる(特別の > 指示のないもの). > 分割しない場合は,a1と同じ,分割した場合は,1又はa-1と同じ > a-2-2 上と同じであるが,(特別の指示のあるもの). > 1の親文字1字の場合と同じ > > この別案は,熟語ルビを分解し,a-2-1又はa-2-2とする.いってみれば,ルビの字数がどうであろうと,熟語に付くルビをモノルビ的に処理したければa-2-2,グループルビ的に処理したければa-2-1を選びなさいということです. > > ただ,a-2-2で親文字列の2文字と対応させて文字列があった場合が新たな問題となるが,それはa-1で処理すればよい..
Received on Wednesday, 27 July 2022 11:48:29 UTC