Re: simple-ruby wide reviewへの対応_簡略化_修正 (C-g/C-#46-6)

下農 様
みなさま

 小林 敏 です.

 > あと、構成として、
>1. 親文字とルビの配置の位置関係
>   1. モノルビ
>   2. グループルビ
>   3. 熟語ルビ
>2. 前後文字に掛けるときの処理
>3. 行端処理

修正内容は【】で示す

【Appendix ルビ処理の簡略化の内容】

【親文字とルビの位置関係】

【1)モノルビ】
モノルビでは,親文字とのルビの位置関係で主なものとして以下のような方法がある.ここでは1を採用した.なお,ルビの文字列はベタ組である.
 1 親文字の中心とルビ文字列の中心をそろえる.
 2 親文字の先頭とルビ文字列の先頭をそろえる
 3 親文字の先頭とルビ文字列の先頭をそろえる方法を原則とする【が,→.この方式で親文字からルビ文字列がはみ出した場合の処理は,後述の3とし,】【親文字よりルビ文字列の長さが長い場合,…削除】後ろへのはみ出しを優先する.【このため,】前後の文字種によりルビと親文字との【配置…削除】位置【関係】は変わる【ことがある】.
【なお,行頭と行末の処理については,すべての方法で2を選ぶ方式もある.この方式を選んだ場合は,ルビと親文字との位置関係は変わることがある.】

2)グループルビ
グループルビでは,ベタ組にした親文字列とルビ文字列の全長が異なる場合,主なものとして以下のような方法がある.ここでは1を採用した(ラテン文字の場合は除く).【ルビが親文字からはみ出した場合は,モノルビの簡略化の2及び3と同じ簡略化と同じである.…削除】
 1 短い方の文字列の先頭,末尾及び字間を空ける.先頭及び末尾と字間との比率は,原則として1/2にする.
 2 短い方の文字列の字間だけを空け,両方の長さをそろえる.
 3 親文字列とルビ文字列ともにベタ国とし,それぞれに先頭,末尾または中心をそろえる.
【なお,グループルビで親文字列からルビ文字列がはみ出した場合,前後の文字種や行頭・行末の位置により,ルビと親文字との位置関係を変えることは,原則としてしないが,中には,位置関係を変える方法も一部では行われている.】

3)熟語ルビ
熟語ルビでは,主なものとして以下のような方法がある.ここでは1を採用した.2又は3の処理法は簡略であるが,熟語ルビの性質から,あるいは,ルビと親文字の対応方法を変えれば,この方法は採用できることから,採用しなかった.
 1 熟語ルビを構成する各親文字に対応するルビの文字列の長さにより,各親文字に対応するルビをモノルビで処理するか,又は熟語ルビ全体をグループルビとして処理する.
 2 熟語ルビを構成する各親文字に対応するルビの組み合わせにより,それぞれをモノルビとして処理する.
 3 熟語ルビ全体をグループルビとして処理する.
 4 熟語内では,各親文字と対応しないルビについて,その前後の漢字に親文字サイズで1/2まで掛かってよいとする処理を行う.この方式では,親文字列からのルビのはみ出しは,モノルビで説明した簡略化1の3の方法による →後述の3とする.)】【他にも,細かいルールがある→このため,前後の文字種によりルビと親文字との位置関係は変わることがある】.

【前後の文字に掛ける処理…モノルビから移動】
親文字からルビ文字列がはみ出した場合,前後の文字に掛けるか掛けないかでは,主なものとして以下のような方法がある.ここでは1を採用した.【この簡略化は,グループルビ,熟語ルビの場合でも同じである.…削除】
 1 親文字の前後の文字には,アキのある約物を除き,掛けない.
 2 親文字の前後の漢字には掛けないが,仮名や一部の約物には親文字サイズの1/2を掛ける.
 3 親文字の前後の文字には,文字種を限らないで親文字サイズの1/4を掛ける.
【なお,この処理は,モノルビ,グループルビ,熟語ルビで共通であるが,原則的な処理として2を選択した場合,グループルビに限り1とする方式もある.】

【行頭と行末の処理…モノルビから→移動】
親文字からルビ文字列がはみ出した場合,【行頭及び行末の】配置の主なものとして以下のような方法がある.ここでは1を採用した.2の場合には,【簡略化1で採用した配置方法を変更しないといけない.この簡略化は,グループルビ,熟語ルビの場合で同じである→モノルビ,グループルビ,熟語ルビにおいて,前述の親文字とルビの位置関係で説明したものとは変わるケースがある】.
 1 行頭ではルビ文字列の先頭,【行末でも】ルビ文字列の末尾をそろえる.
 2 行頭では親文字の先頭,【行末でも】親文字の末尾をそろえる.

Received on Thursday, 11 November 2021 01:19:33 UTC