- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 06 Apr 2021 09:00:24 +0900
- To: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田 様 みなさま 小林 敏 です. コーテーションマークの使用について少し補足しておきます. コーテーションマークは,和文の横組で,それなりに使用されています. JISの規格票では「」ではなく,コーテーションマークが使うのがルールになっ ていました.(私が関係していた時代で,今の状況はしらない.) また,「」は,縦組用の約物であり,横組では形がよくない,とくに終わりの “」”は避けたいと考える方もおり,「」の代わりに使用されています.私もカ ギは使用しないで.基本的にコーテーションマークを使っています.なかには, 1冊の本の中で「」とコーテーションマークの両方を使い分けて使用する例もあ ります(使う方はルールがあるみたいですが,読んでもよくわからない場合もあ る). 入れ子にする場合,「」をまず使用し,その中に使うのは『』というのが和文の 使い方ですが.コーテーションマークでは,以下の2つの使い方があります. ` “ ” ’ オックスフォード・ルール “ ` ’ ” シカゴ・ルール 私は,後者です. 和文中で使用する場合,和文の全角のコーテーションマークを使うのが一般的で すが,欧文用というか,四分のシングル,二分のダブル(または四分のシングル を2つ)を使用し,その内側はベタ組,その外側は四分アキにするという方式も あります(最近は,この方式はほとんど見かけませんが).結果として,シング ルの字幅はアキを含めて二分,ダブルの字幅はアキを含めて二分四分となります.
Received on Tuesday, 6 April 2021 00:02:29 UTC