- From: Koji Ishii <kojii@chromium.org>
- Date: Sat, 3 Apr 2021 03:57:39 +0900
- To: MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>
- Cc: Fuqiao Xue <xfq@w3.org>, 木田泰夫 <kida@me.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-ID: <CAHe_1dLngfpesWKjscbcXgrPKGrqCwF6-QYTHQU2oe1eRvPbBA@mail.gmail.com>
OFFは大変そうですね。 伝わっているとは思いますが、念の為。 先日送ったものは、添付文書の私なりの解釈を行ったもので、私の意見ではありません。 On Fri, Apr 2, 2021 at 6:48 AM MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp> wrote: > SC29は何もやらない方向です。Peter ConstableとVladimirがほとんどを > 決める体制なのでどうにもなりません。 > > 村田 > > 2021年4月2日(金) 1:40 Koji Ishii <kojii@chromium.org>: > >> ありがとうございます。誰に向けて書いたのがはっきりせず、 >> 当初ちょっと混乱したんですが、fantasaiがフォントに詳しい人に彼女なりの問題点を羅列した、と読むと、ちょっと理解しやすい気がします。改めて元の文書を読んで、木田さんのコメントも読んで >> >> 3. vert の問題 1:縦書きで正立させたいのにフォントが vert を持っていて回転してしまう(これ、例として = equal >>> サインが示されていますが、これを縦書きで成立させるべき、と言ってるんでしょうかね) >>> 4. vert の問題 2:どの文字が vert で回転されるべきかきちんと定めてほしい、とのリクエスト。UAX50 >>> の初期のドラフトは個々の文字に対してその挙動を定めていたが、それが無くなった、と書いてあるように読めますが、最新版でも文字ごとの方向は書いてありますよね。おそらく私の読み方が間違っているのだと思います。どなたか解釈を助けて >> >> >> 改めて解釈してみました。3の第一段落の新解釈 >> >> >>> CSSの仕様上は、UAX#50対応フォントにおいて向きを指定する機能を有するが、例えば製作者が全角イコールサインを正立させたい指示をCSSで行ったとしても、UAX#50対応でないフォントでは、それができないことがある。 >> >> >> 第二段落は割と明確ですね。 >> >> 一方で、フォント製作者は過去互換を切れないからUAX#50対応はできないと言っている。 >> >> >> >> ということをフォントに詳しい人に伝えて、この問題のためにCSSが仕様を改変するか、あるいはEric/Kenとの合意を棄却するか、については明言を避けた。 >> >> それでいて、4では(第二段落と「SHOULD >> provide...SVO=R」の項目を除けば)UAX#50対応を必須(MUST)とするようOFFに明記する依頼を行っているので、この矛盾の解釈が難しいんですが、彼女としては「フォント製作者は...UAX#50対応はできない」は置いておいて、「過去互換を切ってUAX#50対応をすること」をOFFが必須と定義してほしい、と解釈するのが自然かと思われます。これが通って、フォント製作者が「OFFに書いてあるんだから仕方がない」と思ってくれれば、3も自動的に解決。OFFに書いても、フォント製作者が従えないとしたら、その時はまたご相談、という余地を3で残した。 >> >> >> これが通って、OFF引いてはOTにも入ってしまえば「フォント製作者は...UAX#50対応はできない」主張は立場的に弱くなりますね。すぐは無理にしても、十年、二十年経って、担当者が何度か変われば、全部がUAX#50フォントになるかもしれません。 >> >> どうでしょう? >> >> On Thu, Apr 1, 2021 at 2:12 PM Fuqiao Xue <xfq@w3.org> wrote: >> >>> >>> >>> > On Mar 30, 2021, at 15:56, 木田泰夫 <kida@me.com> wrote: >>> > >>> > >>> >> Just as an infoshare (if you're not already aware), the recent >>> liaison statement between CSS WG and ISO SC29 WG11 also contains a >>> non-exhaustive list of issues on CSS & fonts: >>> >> >>> >> >>> https://lists.w3.org/Archives/Public/www-archive/2020Feb/att-0005/CSS-SC29-20200113.pdf >>> > >>> > この文章のバックグラウンドをご存知の方、薛さんか、村田さんかな? >>> > >>> >>> ほとんどのissueはfantasaiが書きました。Chris Lilleyはそれらをリエゾンステートメントの付録として文書に追加しました。 >>> >>> これらのissueは例示的なものであり、網羅的なものではありません。 >>> >>> 薛(せつ) >>> >>> >> さっきも少し触れましたが、互換性のない世界に対して "improve new documents while not adversely >>> affecting legacy ones" >>> って、なかなか難しいリクエストだと思うんですが、趣旨が私にもよくわからないです。何十種類かのlegacyがあって、新標準があって、過去互換性を維持しつつ新標準に移行する方法をSC29に求めている、ということでしょうか? >>> > >>> > >>> 互換性を保ちながら世の中を進めるのはいつもながらの難しいチャレンジですね。ゼロイチの話ではないと思いますよ。より良い道を探ろうということかと想像します。 >>> > >>> > 木田 >>> > >>> >> 2021/03/30 12:42、Koji Ishii <kojii@chromium.org>のメール: >>> >> >>> >> セルフフォローです。 >>> >> >>> >> 3は解釈できたかもしれないので、合っているかどうか。 >>> >> >>> >> 元々のEric MullerとKen LundeとCSS >>> WGの合意前提は、フォントがどこかで過去互換を切ってUAX#50対応をする、ということだったと記憶しています。でも進めてみたら、フォントは過去互換を切れない、となったので、以前の前提を捨てて、過去互換を守りつつ、UAX#50対応する方法を一緒に模索しましょう、という読み方で合っていそうですか? >>> >> >>> >> On Tue, Mar 30, 2021 at 12:25 PM Koji Ishii <kojii@chromium.org> >>> wrote: >>> >> >>> なんだかいろいろずれている感があるので、なるべくもうちょっと見ていようと思ってはいるのですが、「ここはこうですよ」というのがあったらご指摘ください。 >>> >> >>> >> On Tue, Mar 30, 2021 at 11:41 AM 木田泰夫 <kida@me.com> wrote: >>> >> 3. vert の問題 1:縦書きで正立させたいのにフォントが vert を持っていて回転してしまう(これ、例として = equal >>> サインが示されていますが、これを縦書きで成立させるべき、と言ってるんでしょうかね) >>> >> >>> >> あ、これがさっきの話ですね。CSS WGからのリクエストだったんですね。すみません、存じ上げず。 >>> >> >>> >> さっきも少し触れましたが、互換性のない世界に対して "improve new documents while not adversely >>> affecting legacy ones" >>> って、なかなか難しいリクエストだと思うんですが、趣旨が私にもよくわからないです。何十種類かのlegacyがあって、新標準があって、過去互換性を維持しつつ新標準に移行する方法をSC29に求めている、ということでしょうか? >>> 違うのかな。解釈できる方がいらしたらぜひお願いします。 >>> >> >>> >> 4. vert の問題 2:どの文字が vert で回転されるべきかきちんと定めてほしい、とのリクエスト >>> >> >>> >> これはそういう意味なんですか? この4が何を求めているのか、ちょっと趣旨が読めていないです...「どの文字が vert >>> で回転されるべきか」はUAX#50が既に定めているので、CSS WGがSC29に改めてリクエストする趣旨がちょっとよく分かっていません。主語が「CSS >>> WG」なので、CSS WGの誰かがきっと書いたんだと思うんですが、何を求めているのか、おわかりになる方がいらっしゃいましたら、解釈を是非お願いします。 >>> >> >>> >> 。UAX50 >>> の初期のドラフトは個々の文字に対してその挙動を定めていたが、それが無くなった、と書いてあるように読めますが、最新版でも文字ごとの方向は書いてありますよね。おそらく私の読み方が間違っているのだと思います。どなたか解釈を助けて >>> >> >>> >> 二番目の段落が言っているのは、"in upright typesetting modes" が鍵のようで、初期のUAX#50にSVOという >>> `text-orientation: upright` >>> 指定時の挙動を、デフォルトの挙動とは別に定めるという案がありました。これはデフォルトの挙動でカバーできるので、確かにabandonedされましたが、この段落と、前の段落、後の段落が私の頭の中で繋がりません。SVOを戻してくれ、と言っているわけでもなさそう。ということで、この段落だけを見れば解釈できますが、趣旨の解釈ができていません。 >>> > >>> >>> > > -- > Regards, > Makoto >
Received on Friday, 2 April 2021 18:58:06 UTC