- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 03 Nov 2020 08:38:36 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: public-i18n-japanese@w3.org
木田泰夫 様 みなさま 小林 敏 です. 木田泰夫 さんwrote >1. 文脈依存クラスをどうするか >前回の議論は、文字クラスを純粋な文字のプロパティにするために、文脈依存クラス >を無くすことが目的でした。そのようなケースは説明で処理するという解決方法を議 >論しました。 > >Eric はこれとは異なる解決方法を提案していて、それは非常に優れた方法に感じられ >ます。彼の提案は、縦中横、などの仮想クラスを導入すること。 > この件についは 1 名前はどすうるかは別にして,文字クラスに残すことは考えられる.その場 合,以前のメールに書いたように,例えば,“親⽂字群中の⽂字(熟語ルビ付 き)”でいえば,親文字群の内部における字間について表では何もいわず,あく まで“親⽂字群中の⽂字(熟語ルビ付き)”の前またた後ろに配置する文字との 関係だけを問題とする,つまり,外部だけを問題とする. 2 となると,名称が問題で,“割注始め括弧類(cl-28)”と“割注終わり括弧 類(cl-29)”は,併せて“割注”と名称を変え,“割注”いう全体を1つの文字 と考え,その前または後ろ文字との関係だけを問題とする.他では,以下のよう になる.つまり“××中の文字”と,今のJLReq(JIS X 4051)は,あくまで各 文字と考えたので,問題が複雑になったことだったのでしょう. 合印中の⽂字(cl-20) → 合印の組 親⽂字群中の⽂字(添え字付き)(cl-21) → 添え字付き親⽂字群 親⽂字群中の⽂字(熟語ルビ以外のルビ付き)(cl-22)と親⽂字群中の⽂字 (熟語ルビ付き)(cl-23)は合併して → ルビ付き親⽂字群 単位記号中の⽂字(cl-25) → 単位記号の組 縦中横中の⽂字(cl-30) → 縦中横の組 となれば,分離禁⽌⽂字(cl-08)も,“分離禁止文字の組”という仮想の文字 クラスを作成すれば,分離禁⽌⽂字(cl-08)は,かなや漢字などの文字クラス に含めてしまってもよい.分離禁止文字は,“くの字点”以外は個々の文字とし ても使用され,また“分離禁⽌⽂字の組”としても使用されます. なお,分離禁止文字の組は以下です. ― + ― U+2014 … + … U+2026 ‥ + ‥ U+2025 〳 + 〵 U+3033 + U+3035 〴 + 〵 U+3034 + U+3035 なお,“組”は,セット(set)の意味で用いた.
Received on Monday, 2 November 2020 23:39:09 UTC