- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Thu, 30 Jul 2020 06:54:51 +0000
- To: MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>, W3C JLReq TF <public-i18n-japanese@w3.org>
MURATA Makoto 様 小林敏です Dit adieuに“永遠のさようならを告げる”について, この例で,“Dit adieu”の字間を空けないというルールは,全体をそ ろえるという規則より,欧文は字間を空けたくないというもっと強いルールが働くので,全体を合わせるという考えが否定されたわけではないのですが,…… ただし,単語ではなく,和文や英文の文に,訳を付ける場合は,た ぶんルビの機能では処理しきれないと思います.行間注になるかと 思います.そのうしたことを考えると,上記の例は,かなりあいま いで,中間的の例ですが,かろうじてルビでもなんとか処理できる 例かもしれません. 行間注でMURATA Makoto さん wrote > 小林先生、 > > なるほど、親文字列が長く(または短く)なったり、 > ルビ文字列が長く(または短く)なったりしたとき、 > 字間を調整して長さを揃えないといけないのが > ルビですね。つまり、親文字列の先頭とルビ文字列 > の先頭、親文字列の末尾とルビ文字列の末尾 > は基本的にはそろうものがルビ。 > > > しかし、Dit adieuに「永遠のさようならを告げる」 > と振るのはルビでしょうか行間注でしょうか。 > ルビと親文字の中央でそろえる場合には、 > 字間の調整は必要ありません。 > > https://310f52f6-bfce-4d70-bd86-07371d7f98c5.filesusr.com/ugd/eb8538_30fd4d8f31104d318c0dcdcd009eaf10.pdf > > > 村田 真 > > > > 2020年7月29日(水) 15:39 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: > > > 村田 様 > > > > 小林敏です > > > > 前のメールへの追記です. > > > > 以下の例について,私が扱うとすれば,以下のようにします. > > > > “1837-1913”は,行間注 > > “インドラ”は,ルビ > > > > “インドラ”は,語の言いかえで,“帝釈”全体に対応させたい.この > > 場合,長さがそうろうので問題がないが,親文字が“帝釈天”とアン > > バランスの場合は,親文字列又はルビ文字列の字間を空けて,全体 > > を対応させる. > > > > これに対し,“1837-1913”は,“インドラ”のような扱いは必要な > > い.親文字列も,行間注のベタ組,もし,親文字からはみ出して > > も,前後の文字に行間注を掛ける. > > > > つまり,ルビの場合,親文字とルビが対応しているが,行間注はそ > > うではない,ということになります. > > > > MURATA Makoto さん wrote > > > > > この例では、「徳川家康」について、「1837-1913 江戸幕府最後の > > > 将軍」が行間注となっています。では、 「1837-1913」とだけつける > > > と、行間注でしょうか、ルビでしょうか。 > > > ほかに、帝釈にインドラと振ったら、ルビでしょうか、 > > > > > > -- > Regards, > Makoto
Received on Thursday, 30 July 2020 06:54:51 UTC