- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Tue, 26 May 2020 21:41:02 +0900
- To: Shinyu Murakami <murakami@vivliostyle.org>
- Cc: public-i18n-japanese@w3.org
村上さん、 ありがとうございます。おっしゃる通りです。 普通に出てくるのは U+201D ですね。 JLReq から U+FF02 を探した際には確実に U+FF02 を探したのですが(というのは文字パレットの Unicode 表から取ったから)、Safari の賢さが U+FF02 と U+201D を同一視してくれちゃってました。 思い込みというのは怖いですね。 敏先生 & みなさま、混乱させてすみません。 木田 > 2020/05/20 14:24、Shinyu Murakami <murakami@vivliostyle.org>のメール: > > 木田さん > >> >> 表を見ていて今更ながら気がついたのですが、一番普通に使われるかもしれない、左右を区別しないクォーテーションマーク、ASCII の範囲にある U+0022, U+0027、及びその全角版の U+FF02, U+FF07 が JLReq の文字クラスにありません。U+FF02 は JLReq の文の中にも多数使われています。 > > " U+FF02 FULLWIDTH QUOTATION MARK > ' U+FF07 FULLWIDTH APOSTROPHE > > この2つの文字ですが、JLReqの中に見つかりませんし、他のところでも使われている例を見たことがありません。WindowsでもMacでも、日本語IMEでキーボードの " と ' を入力して変換候補としてまず出る(あるいは全角英数モードで入力される)のは次の文字です: > > ” U+201D RIGHT DOUBLE QUOTATION MARK > ’ U+2019 RIGHT SINGLE QUOTATION MARK > > したがって、左右を区別しない全角クォーテーションマーク U+FF02 (") と U+FF07 (') は、普通は入力することもできず(Windows標準のMS IMEでは変換候補に出るものの「環境依存」と表示される)、とくにJLReqで取り上げる必要はないのではないかと思います。 > (これらは、もともとIBM拡張文字にあったもののようです: > https://ja.wikipedia.org/wiki/IBM%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E6%96%87%E5%AD%97 ) > > > On Tue, May 12, 2020, at 08:15, 木田泰夫 wrote: >> 小林先生、ありがとうございます。CSS Segment Break Transformation Rules から話題が外れますので、タイトルを変えました。 >> >> X 0213 を範囲とされたとのこと、特に何らかの意図があって採用しない字があるというわけではないのですね。 >> >> > U+FF02, U+FF07は,JIS X 0213に含まれていますか,たしか, >> > いないと思いますが,というのは, >> >> ただ、これらの文字、QUOTATION MARK、APOSTROPHE、について、全角ではない版の U+0022, U+0027(これらは X 0213 に含まれています) も JLReq で扱われていません。正確に言うと欧文用文字 cl-27 に含まれますが、これは欧文用途ですから和文を囲むために使用される想定ではないでしょう。和文を囲むのにクォーテーション類が使われる場合、おそらくですが、U+0022(実際には U+FF02)が大多数を占めるでしょうから、少々気になります。そのような文字が他にないか、ちょっと網羅的に調べてみますね。 >> >> >> ところで、JLReq が互換エリアにある全角文字を使用せずに Unicode の文字コードを記述しているのは一つの見識かと思います。しかし文字クラスの記述がややこしくなり、また実際の使用実績と乖離しているためせっかく Unicode の文字コードが記載されているのに実際の使用時に読み替えなければならない、と言う点は再度議論しても良いのかもしれません。 >> >> > . 002E FULL STOP ピリオド プロポーショナル >> > . 002E FULL STOP ピリオド 横組で使用 >> (上の二行目でサンプル文字と、数字で示されている文字コードが違っています) >> >> 木田 >> >> # 行の分割について、WZ というソフトウェアの情報ありがとうございます。これについては別メールで >> >> > 2020/05/10 13:19、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: >> > >> > 木田泰夫 様 >> > >> > 小林敏です >> > >> > とりあえず,以下の問題 >> > >> > U+FF02, U+FF07は,JIS X 0213に含まれていますか,たしか, >> > いないと思いますが,というのは, >> > >> > JIS X 4051の適用範囲の説明では,“JIS X 0201,JIS X 0208,JIS >> > X 0212,JIS X 0213 及びJIS X 0221-1に規定される図形文字を >> > 対象とする……”となっていますが,各文字クラスに含まれる文字に >> > ついては,規格書の附属書1(規定)で示しています.ですが,前 >> > 述の適用範囲の説明とは異なり,附属書1ではJIS X 0213との対応 >> > しか示していません.JLReqでも,これにならっています.その為 >> > だと思います.このようにした議論はあまりされなかったと記憶し >> > ていますが,JIS X 0213の範囲まで考えればいいだろう,といった >> > 程度だったと思います. >> > >> > ついでに,行の分割について >> > 私のメーラーは,データの保存の問題もあり,WZ(v.5)という古 >> > いメーラーを使用しています.このメーラーでは,設定した字数で >> > 自動的に改行記号が挿入されます.挿入される位置には制限はない >> > ようです. >> > >> > 以上です. >> > >> > 木田泰夫 さん wrote >> > >> >> 表を見ていて今更ながら気がついたのですが、一番普通に使われるかもしれない、左右を区別しないクォーテーションマーク、ASCII の範囲にある U+0022, U+0027、及びその全角版の U+FF02, U+FF07 が JLReq の文字クラスにありません。U+FF02 は JLReq の文の中にも多数使われています。 >> >> >> >> 敏先生、どうしてこれらの文字が JLReq の文字セットに無いのか、経緯はご存知ですか? >> > >> > ————————————————————— >> > 小林 敏(toshi) 2020年 5月10日 >> > e-mail: binn@k.email.ne.jp >> > ————————————————————— >> >> > > -- > 村上 真雄 (MURAKAMI Shinyu) > murakami@vivliostyle.org
Received on Tuesday, 26 May 2020 12:41:21 UTC