- From: KOBAYASHI Tatsuo(FAMILY Given) <tlk@kobysh.com>
- Date: Wed, 20 May 2020 10:11:44 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>, public-i18n-japanese@w3.org, Florian Rivoal <florian@rivoal.net>
- Message-ID: <CAHKerJvAXSQYzNKnVQ0pu=-SBcz33SFriRowx0LFc_GkD1MbEw@mail.gmail.com>
村田さま、木田さま、 小林龍生です。 ははは。大変なところにさしかかりましたね。 JLreqの時も、大変でした。「EPUB戦記」にも書いたことですが、敏さんとRichardとの間に入って、板挟みというか、股割き状態というか。基本、今回の村田さんのようなダメ出しが「ここ、意味分かんね~。具体的にどういうことなんだよ~。」みたいなメールが来て、ぼくはそれなりに敏さんが書いていることが理解出来るわけで、つたない英語で、グダグダと説明し、Richardが、「ああ、そういうことね、だったらこう書けばいい」という英語版の案を示してくれて、でもそれぢゃ、日本語の原文の翻訳とは言えないから、えい、いっそのこと、日本語のの方を変えてしまえ、みたいな。 慣れてくると、敏さんもぼくも、元の日本語を英語にしやすい日本語に書き換えてから英訳する技を身につけたりしてね。 JLreqが、それなりに受け入れられたとしたら、Richardのプルーフリーディングの貢献が絶大。 2020年5月20日(水) 9:58 木田泰夫 <kida@mac.com>: > 村田さん、 > > よく見てくださいました。おっしゃることとってもよく分かります。日本語を英文にすると、これはもうデバッガーのように日本語の構造の緩い部分を見つけてくれますね。下農さん、Fuqiao > さんと私で気になるところを潰したのですが、技術的正確性を損なわないように原文からあまり離れすぎないようにすると限界があります。序文は正確性に気を使わずに済むので、日本文から少し離れて英語として自然にできたと思います。 > > これ、英文だけを改良するのには限界があって、原文のはっきりとは書かれていない意味を確認してゆく必要があります。英語にすると分かりにくい場合の言い換えについても原著者の瓶先生に確認したい > and/or 皆で議論すべきケースが散見します(例:グループルビの最初のパラグラフ、”仮名等“ > は正確に内容が定義されているといえど、名前が誤解を招きやすいとの指摘があり、”Japanese characters” にしました) > > Florian > がこの文章を使いたいとのことでしたので、もし技術的に問題点がなければ、今のものはこれで一旦出すのはどうでしょう。そして必要ならオリジナルの文を、英文技術文書にする観点でレビューしてみるのはどうでしょう? > これはメールでやっても量が膨大になりますからオンライン会議で。 > > 木田 > > 2020/05/20 9:07、MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>のメール: > > > 皆さん、 > > Simple Rubyは大事なので、英文としても優れたものになる、 > 少なくともすらすら読めることが必要です。 > > そこで問題になるのが日本語と英語の差です。ちゃんとした > 日本語を律儀に訳せば、読みにくい英語が出来ます。 > > 一例を上げます。行間注についてのノートの英文です。 > > > https://pr-preview.s3.amazonaws.com/himorin/simple-ruby/pull/17.html#matters-considered-by-the-simple-placement-rules > > 私は、ここにある「Putting a line break within ruby string is > not allowed for mono-ruby」を読んで、強烈な違和感を感じ > ました。何にも関係ない話がいきなり出てくる、これは別の注に > すべきではないかと思いました。 > > ところが、日本語の「 モノルビでは,そこに付くルビ 文字列 > の 2 行にわたる分割(以下,分割 という)は認められていない.」 > を読んだときは、そういう違和感はまったく感じませんでした。 > さきの英文は正確な翻訳なのですが、読んだときの印象は > まったく違います。 > > おそらく、「ルビ」という言葉が最初に出てくるから関連性が > 予測できるのが一つの理由です。しかし、もっと大きな理由 > は、日本語だと逆茂木型の文章構造が許される(「理科系 > の作文技術」の分析による)からでしょう。つまり、関係ない話に > それたように見えても日本語読者はそのまま読み進めてくれる。 > 英語読者はストレスを感じるし、そのあとを読んでくれないかも > 知れない。 > > 読みやすい英語にしようとしたら、日本語の原文からそうとう > 離れる必要があると私は思います。日本語原文にあった言葉 > を落とす、文を分割したり繋ぎ合わせる、修飾語句を括弧の中 > に入れてしまうぐらいは当然で、段落構成を変えるとか、 > 文単位で足したり引いたりまでやらないと、読みやすい英語には > ならないと思います。 > > このMLには私より達者な人が何人もいるので、ご意見を > いただければ幸いです。 > > 村田 真 > > 2020年4月29日(水) 4:08 Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>: > >> shimonoです >> >> On 2020/04/25 19:42, 木田泰夫 wrote: >> > 敏先生、 >> > >> > ありがとうございます。 >> > みなさま、これを最終版としてよろしいでしょうか? フィードバックがあればお願いします。 >> >> こちら、v.5.5を元にgithub PRを準備しつつあります。 >> v.3.2とv.5.5の差異は以下のコメントにあるようなリストでした、というところを元に、英語版の >> テキストについて、順序のアップデートと未英語化部分の差し込み・差し替えを行っています。また、 >> 追加された画像についても追加しています。 >> https://github.com/w3c/simple-ruby/pull/17#issuecomment-620789063 >> あと、ML添付でいただいていたSVG画像について、文字の枠の色が違ったところや、全体サイズが >> 前のものに比べて多少小さくなっていた(PRの履歴を見ていただくとわかるかもしれませんが、ひと >> まず倍にしています)ところ、昔からあるもので説明の文字がフォントサイズが小さいために一部の >> 表示系でうまく表示されなくなる(最低フォントサイズが適用されて崩れる)点については修正しまし >> た。 >> >> >> いまのところ、 >> ・文章校正の順序、テキスト(日・英無視すれば)、画像、については英語・日本語版は一致している >> ・translatemeの部分はほぼ対応されずにそのまま残っている >> という状態です。 >> もし、英語版について、日本語版の議論の際には想定していなかった順序や章の割り付けになって >> いるということがありましたら早急にご指摘いただけますと助かります。 >> >> >> ps. >> 5月中にW3C内部のちょっと大きなマイルストーンがあるために多少急ぎ目になっております、、と >> いうよりは、来週のGWの祝日の間はGWあけにある1.5hのセミナートークの準備にかからないといけな >> い(まだスライドはファイルの存在すらない、、、)ので、取り掛かれるのはGW明けかなぁ、という話 >> をしたら、これは急ぐ案件だ&思ったよりも変更が多いように見えるから、来週のトーク準備のタス >> クの影響で減るであろう分のi18n WGのFTEを今週にもってきてさっさと片づけろーという指令がくだっ >> たので目下頑張っているところではあります、、。という感じで、急ぎ目で進めておりますが、ご了 >> 解いただければ幸いです。 >> といいつつも、至急のほかの(WGの)タスクがいくつか溜まっているので、上記についてご指摘いた >> だいたとしても早くて木曜か週末での対応になる可能性が高いです。。 >> >> >> >> >> > > -- > Regards, > Makoto > > -- KOBAYASHI Tatsuo(小林龍生) Scholex Co., Ltd. Yokohama homepage) http://kobysh.com/ <http://www.kobysh.com/tlk/>
Received on Wednesday, 20 May 2020 01:12:11 UTC