- From: Koji Ishii <kojii@chromium.org>
- Date: Fri, 8 May 2020 19:36:33 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: Koji Ishii <kojii@chromium.org>, "public-i18n-japanese@w3.org" <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-ID: <CACQRE+TLYk__bEi+PMdKMzrAnBN0=AWyjhWW1TimAZg0iAGwiA@mail.gmail.com>
柔軟な議論は賛成です、ありがとうございます。 改めて木田さんのご提案にフォーカスすると、まずスコープに関しては、個人的には、このスコープは守るべきだと考えています。JL「REQ」なので、スコープを「要件」に絞るべきで、実装や著者に対する推奨事項を同じ文書に混ぜるべきではないと思いますし、主義主張が入ると、その主義に賛成しない人は、JLREQを参照することそのものに問題が生じ、存在意義を損ねかねない重要な点であると思っています。著者や実装に対する推奨事項を作りたいのであれば、別文書を作る、文書にしないがJLTFとして出版社やCSSWGなどに対して提案していく、などの手法であれば、問題はないと思います。 また、ご提案そのものに関しては、 また、もちろん、空きを入れない宗派もある程度困ると > > 表明するでしょうけれど。。 私は現在は「和欧間アキはデフォルトオフがいい」「アキとしてスペース文字を入れる入れないは、状況に応じて著者が選ぶべき」派なので「ある程度困る」人の一部です。残念ながら賛成できません。 2020年5月8日(金) 19:14 木田泰夫 <kida@mac.com>: > 石井さん、 > > 理解していただけるよう何とか説明ができたようで嬉しいです。 > > > 特定のドキュメントの現在書いてあるスコープありきで思考を止めてしまうのではなく、問題意識に従って、必要に応じて議論をしてゆきたいと思っています。何らかの成果があった時にそれをどう世に問うかはその時に考えれば。 > > 木田 > > 2020/05/08 17:33、Koji Ishii <kojii@chromium.org>のメール: > > ありがとうございます、木田さんの目指すものが私の当初の理解とは違うらしいことがわかってきた気がします。 > > > 私の理解する限り、それは今までのJLREQのスコープを超えているのではないかと感じています。「JLREQ」とは何か、を定義するのはこのグループなので、変えていこう、という議論はもちろんあっていいものだと思うのですが、超えていいのかどうかの議論がまず必要かなと思います。 > > JLREQの「この文書の目的 > <https://www.w3.org/TR/2012/NOTE-jlreq-20120403/ja/#purpose_of_this_document> > 」 > >> >> 具体的な解決策を提示することではなく,要望事項の説明をすることにした.それは,実装レベルの問題を考える前提条件をまず明確にすることが重要であると考えたからである. > > > からすると、木田さんのおっしゃる(一部抜粋で、もしご意図を曲げてしまっていたらすみません) > >> 例えば全く同じことを英語と日本語で別々の方法で記述している例、例えば数字と単位の間、などだけでも >> 統一した記述と統一したデータの指針を日本語の将来に向けて行うべきではないか、と思うわけです。 >> > > は、スコープを超えているのではないでしょうか? > > > 例えば、現実の世界では「役物が全角になっていて、組版機がグリフ内のアキをツメる」ことになりますが、JLREQは、説明の都合上「役物が半角になっていて、組版機がアキを挿入する」という概念を使っています。これは、指針を示しているわけではなく、あくまで「説明の都合上」です。この議論なら構わないと思って、ここまで議論してきました。 > > > 小林先生もいらっしゃる中で恐縮ですが、著者の考え方を推すことなく、おそらく小林先生としては賛成しかねることも含めて「こういう過去事例がある」「こういう考え方をする人もいる」という説明を発信し、読者に考えることと選択を委ねてきたのがJLREQだと思っていて、それはJLREQの最大の成功要因と感じています。「統一した記述と統一したデータの指針」をJLREQが提示することは、これを崩してしまうのではないかという懸念を持っています。 > > >
Received on Friday, 8 May 2020 10:37:05 UTC