Re: ____Simple_Rubyの序文訂正

敏先生、ありがとうございます。

この文章の目的が先頭に来ることで、意図が明確になったと思います。

何点か質問です:

a) 「0 この文書の目的」部分

> この文書では,CSS,SVG及びXSL-FOなどの技術で実現が求められる日本語組版の簡便なルビ処理方法について,実装する際の参考となる処理方法を示した.あわせて,JLReqで解説していない両側ルビの配置方法を追記した.
> ここでは,JLReqとは異なり,次項で説明する事項を考慮し,配置方法を一つに絞ることにより,何を選べばよいか,何が重要であるかについても示している.

ここの「も」ですが、「簡便なルビ処理方法」に加え、「配置方法を一つに絞ることにより,何を選べばよいか,何が重要であるか」も、示しているという意味になりますか? この二つは並立というより、片方が片方の手段、つまり一つに絞ることが簡便さを実現するための手段の一部だとの理解をしていたので、そうすると「も」の意味はどうなるのだろう、と。

> JLReqでは,過去に行われていた処理例を紹介する意味もあり,一つのことに複数の処理方法や,かなり複雑な処理方法を示している.なかでも,ルビ処理は,さまざまなケースが出現し(活字組版では個別箇所のケースに応じて配置位置を工夫していたので,実現できた),これを自動処理で行うためには,かなり複雑な方法となる.
> しかし,ある程度理想的な配置処理を考えたとしても,ルビ処理では,どうしても例外事項が発生する,あるいは,それぞれの要求事項を組版で実現しようとすると矛盾が出てしまう事項もある.

ここの「理想的な」は、理想的に素晴らしいルビの配置を達成しようとすると例外事項が発生する、という意味ではなくて、理想的なケース、理想的な対象文章だとしても例外的事項が発生する、という意味ですか?

この下に出てくる「理想」は「理想的に素晴らしいルビの配置」だと思いますが、それと同じ解釈をするとどうも通じないので、この二つの理想は違う意味で使われているのかな、と。

> こうした事情を考慮すると,理想ではないが,誤読されないということを考慮し,例外のあまりでない,また,機械的に処理できる簡便な配置処理方針を考える必要があるように思われる.以下は,こうした簡便な配置処理方法の一案である.
> なお,ここでの用語は,JLReq(日本語組版処理の要件,Requirements for Japanese TextLayout)による.



b) 特に両側ルビの配置方法に関連して、行間について触れておく必要性はあるでしょうか? 両側ルビの難しさの一つは行間をどうするか、かと理解しています。両側ルビがぶつかったところだけを広げるのか、両側ルビが出現するなら全体を広げておくのか、など。

c) 著者名は書かない?

木田

> 2020/04/15 13:58、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 木田泰夫 様
> みなさま
> 
>    小林敏です
> 
> 追加の図を作成しました.またテキストも細部を直しました.図版
> のキャプションを追加してあります.また,SVG画像も,文字はア
> ウウトライン化しておきました.
> 
> ですので,全ゼータを添付ファイルでお送りいたします.
>  添付ファイル名:修正図版分20_04_15.zip(ZIPで圧縮)
>  内容:
>   Simple_ Ruby序文改訂3.txt テキスト
>   両側_モノルビzu19.svg 図19
>   グループルビ短zu20.svg 図20
>   グループルビ長短zu21.svg 図21
>   グループルビ長短zu22.svg 図22
>   *図はSVGです
> 
> 以上,よろしくお願いいたします.
> 
> 木田泰夫 さん wrote
> 
>>  敏先生、ありがとうございます!良いかと思います
>> 木田
> 
> —————————————————————
>  小林 敏(toshi)  2020年 4月15日
>  e-mail: binn@k.email.ne.jp
> —————————————————————
> <修正図版分20_04_15.zip>

Received on Thursday, 16 April 2020 02:33:25 UTC