- From: Koji Ishii <kojiishi@gluesoft.co.jp>
- Date: Sat, 19 Feb 2011 09:41:11 -0500
- To: "public-html-ig-jp@w3.org" <public-html-ig-jp@w3.org>
word-break:keep-words[1]が辞書ベースの単語区切りを日本語や中国語で行い、単語単位で改行を許す、という仕様になっており、これに対して先日オフラインでフィードバックをいただきました。 Interoperableな実装が望めないのでちょっとリスクがあり、調べたところ、つい一月ほど前に * マンガや散文における自動改行[2]をサポートしたい * at-risk扱いにするけど、入れておけば何かコメントがもらえるかも[3] というコメントと共に追加されていました。 私もまだW3Cのプロセスをよく理解していませんが、通常は、仕様に入れてしまってブラウザーベンダーに実装してもらえない機能が見つかると、最初に戻ってやり直し扱いになってしまうのですが、あらかじめ「at-risk」という扱いをしておくと、削除するだけ(変更は不可)ならやり直しにならないような特例があるらしく、その扱いを適用する、ということだと思います。 ちょっとどういう経過でこの値を入れたのかは私も定かではありませんが、 * やるにしても「単語単位」は間違いで、せめて「文節単位」 * Interoperableな実装は望めないのでそもそも難しい ので、特例扱いだとしても入れて議論する価値をあまり見出せませんが、コメントが欲しいようなので、ご意見いただけると幸いです。 [1] http://dev.w3.org/csswg/css3-text/#word-break [2] http://littlepotato.webfreehosting.net/cjk-beyond-kinsokushori.php [3] http://lists.w3.org/Archives/Public/public-css-commits/2011Jan/0017.html よろしくお願いいたします。
Received on Saturday, 19 February 2011 14:41:02 UTC