Re: CSS の left/right/top/bottom と縦書きの関係について

石井さん、

1.組方向が1つなら、組方向切替のニーズはない

>・英語(L2R)やアラビア語(R2L)、モンゴル語(T2B)など、
> 組方向切り替えが事実上、不必要な圧倒的多数の言語には、ほとんどメリットはない。
> この一文で何を仰りたいのかはっきり理解できておりませんが、
> LTR言語では通常は論理・物理が一致しているため、不要なのは確かです。
●要するに、English, Russian, Greekはもちろん、Arabic, Hebrew, Mongolan等でも、
組方向は1つしか用いられないので、組方向切り替えのニーズはない。
しかし、Chinese, Japanese, Koreanでは、2つの組方向(横書きと縦書き)が
用いられるので切り替えのニーズがある、ということ。

2.ニーズの地域差

> ・さらにCJK言語(T2B/L2R併用)であっても、縦横切替の必要性は、
> 大陸、朝鮮半島北・南、日本、台湾では異なり、一様ではない。
> すみませんが、こちらも目的として何を仰りたいのかよく理解出来ていません
●日本では縦書きは多用されている。台湾では一定のニーズがある。
中国大陸や朝鮮半島ではあまり用いられない。
要するに漢字文化圏内でも地域毎に組方向切替のニーズに差がある、ということです。

3.理解しやすさ

> 「理解しずらい」は主観的概念です。私の主観では理解しやすいし、秋元さんの主観では理解しずらい。複数の解があるから、オプションにしましょう、という提案に至っていると理解しています。
> 論理」「物理」の併用により、さらなる複雑化や混乱を招き易い。
> 仕様が増えれば複雑にはなりますが、それが「混乱を招く」のか「便利になる」のかは、単純に語れる問題ではないと考えています。私はもちろん便利になると考えており、混乱を招くとは思っていません。
> 混乱が想定されるケースがあるのであれば、それは改善するべきだと思いますから、その状況や予想を教えていただけますでしょうか?
●「理解のし易さ」については、英語ネイティブの人も含め、多くの人の意見を聞いてみたいところです。
「縦横切り替え」の書字文化を持たない人々や、非ITエンジニアにも、容易に受け入れられるよう、
概念を整理し、より的確な用語を用いるべきではないのか、というのが私の主旨と考えて頂いて結構です。
既存の位置指定系プロパティをオーバーライドするための、何らかの仕組みが必要だという点については、
私も基本的に賛成ですので。

誤解を与えてしまっていたら、申し訳なかったですが。

thoton 秋元
taka-akimoto@thoton.co.jp

Received on Tuesday, 13 July 2010 10:44:26 UTC