- From: Takayuki Akimoto <taka-akimoto@thoton.co.jp>
- Date: Tue, 13 Jul 2010 17:30:22 +0900
- To: Ishii Koji <kojiishi@gluesoft.co.jp>
- Cc: "MURATA Makoto (FAMILY Given)" <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>, "public-html-ig-jp@w3.org" <public-html-ig-jp@w3.org>
石井さん 1.「論理」と「物理」 整理すると、 ・位置・方向(→←↑↓)の指定方法は、「物理」と「論理」の2系統が存在すべき。 ・「物理」は組方向被依存。absolute, world, global, fixみたいな意味あい。 ・「論理」は組方向依存。relative, local, flexible, context-dependentみたいな意味合い ・主に混乱を避けるという理由から、それぞれ別のプロパティ名系列を使用している ・「物理」:left,right,top,bottom系統 ・「論理」:before,after,start,end系統 2.「論理」導入のメリット ・「組方向中立的」な指定方法なので縦組、横組切替が容易になる。 に尽きるのでしょう。 しかし、 ・英語(L2R)やアラビア語(R2L)、モンゴル語(T2B)など、 組方向切り替えが事実上、不必要な圧倒的多数の言語には、ほとんどメリットはない。 ・さらにCJK言語(T2B/L2R併用)であっても、縦横切替の必要性は、 大陸、朝鮮半島北・南、日本、台湾では異なり、一様ではない。 3.デメリット ・「左右上下」のような、単純明快な位置関係概念ではないため、 理解しずらい。 ・「論理」「物理」の併用により、さらなる複雑化や混乱を招き易い。 ということでしょうか。 4.directional-mode=logical 石井さんのdirectional-mode=logicalは、 現実の利用シーンとしては、位置関係がすでに『物理』で指定されて*しまって*いる、 既存の多くの日本語横組み用ドキュメントを、*強制的*に縦組み表示する目的で、 専ら、用いられるのでしょうから、やはり、最初に書いた、 強制ローテート値(forcible-rotate=90°) のほうが、的確かなとも思いましたが、どうでしょう。 thoton global computing 秋元 taka-akimoto@thoton.co.jp
Received on Tuesday, 13 July 2010 08:30:55 UTC