- From: Masayuki Nakano <masayuki@d-toybox.com>
- Date: Sun, 19 Dec 2010 16:25:34 +0900
- To: "public-html-ig-jp@w3.org" <public-html-ig-jp@w3.org>
中野です。 On 2010/12/19 12:40, Koji Ishii wrote: >> exclude-rubyはアクセシビリティよりもデザインを優先するための値ですので、 >> 重なることも織り込み済み、ということで良いのではないでしょうか? >> >> 提案されたautoは具体的に何がしたいのでしょうか? デザインを優先するのであ >> れば、exclude-rubyでデザイナが細心の注意を払えば良いように思います。一 >> 方、アクセシビリティを優先したいのであれば、そもそも、exclude-rubyのよう >> な値を指定するデザイナが間違っているように思えます。 > > 様々な現場からの要望や意見を集めていく内に、こういう挙動ができないか、という要望が実際にあって、案として出てきました。 > > exclude-rubyはおっしゃる通り、デザインや読みやすさを優先します。ただし「重なったまま読んでもらう」わけではなく、これも中野さんがおっしゃる通り「重なったら、製作者が最新の注意を払って修正する」前提の値だと理解していますし、この点においてはご賛同いただけると思います。 > > これに対し、デザインや読みやすさのためにexclude-rubyにしたいが、user style sheetでフォントの大きさや行間を変えられてしまった場合、製作者が直してあげることができないため、そのような場合でもせめて重ならない挙動が欲しい、というのが元の要望になります。WordやInDesignで作ってPDFで配布、という形式では発生しませんが、フォントや画面サイズに対して柔軟でcascadingが許されるHTML/CSSならではの要望ではないかと思い、これに応えてあげたいと思っています。 ユーザスタイルシートでrubyテキストの大きさを変えたい場合、ユーザスタイル シートでexclude-rubyをキャンセルするために、include-rubyも指定する、とい うのが鉄則になるように思いますので、やはりauto値をさらに追加するメリット があると思えないのです。 >> # そもそもline moduleが生き残っているのかよく分かりませんが…… > > 順不同で引用してしまいましたが、これもおっしゃる通りですね。このプロパティだけルビにとっては重要度が高ければ、CSS3 rubyの一部として定義してもいいのではないかと思っています。まだCSS WGでは話していませんが、日本で大きな反対がなければ、そのように提案していく所望です。 はい、むしろ、(必要なら)ruby moduleに入ってて良いんではないでしょうか。 行スタックに対して色々とやりたいという要望からline moduleを作ったのだと 思いますが、全体的に実装を考えてない案で、当面進まないものだった記憶があ ります(公開当時にさらっと読んだだけなのでうろ覚えですが)。 -- Masayuki Nakano <masayuki@d-toybox.com> Manager, Internationalization, Mozilla Japan.
Received on Sunday, 19 December 2010 07:26:00 UTC