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Re: Directional-mode 補足 (was RE: MozillaとWebkitの logical property

From: Ishii Koji <kojiishi@gluesoft.co.jp>
Date: Thu, 22 Jul 2010 02:16:51 -0400
To: 小澤 郁人 <f-ozawa@b-s-c.co.jp>, "public-html-ig-jp@w3.org" <public-html-ig-jp@w3.org>
Message-ID: <A592E245B36A8949BDB0A302B375FB4E09EC11DDAA@MAILR001.mail.lan>
小澤さん、面倒な質問に丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。少し本業に捕らわれてしまい、ご返信が遅くなりました。

文法レベルでの異論はいろいろあれど、
* 「margin-topで字下げ」というのは不自然であり、そうでない手法を望む方が多い
* 疑問を感じていらっしゃる方も、そのニーズが存在することまでは理解している
という、非常に大きな枠組みとしては全員が合意するところなのだと理解しています。

前のまとめに書きましたように、このレベルの枠組みですら、まだ世界では非常識と捕えられています。HTML/CSSにおいては、RTLはmargin-rightで字下げすることになっています。これが正しいのかどうかの議論は本題ではないのでさておいたとして、そのHTML/CSSの世界で、RTLでは少なくとも規格策定まで通用したこのパターンをなぜ縦書きでは使ってはいけないのか、というロジックなのではないかと推測しています。それだけではないとも思いますが。

このため、私の観点では、W3Cにおいてこの考え方そのものが認められ、他の言語や文化の方が見ても論理的に破綻をきたさない形で実現できることに重点を置いています。

日本語のHTML/CSSを使われる方の使いやすさや意見もとても大事で、勿論参考にされるべきです。その点において、現場としての意見をくださった一條さん含め、皆様とのここまでの議論はとても有意義だったと思っています。しかし同時に、理想を追いすぎて、本来一番大事なゴールそのものを達成できなくなることもしたくはないとも思っています。

最終的な文法については、いろいろなご意見があったことを踏まえ、エディターの村上さんやfantasaiさん、その先で実装される実装者の方、そういった現場となる方々が最終的に合意に至るものがあればよい、という考えで、私が特定の案を強く推す、ということは考えていません。Directional-modeについても、村上さんとfantasaiさんが合意できる可能性がある案だったので支持しましたが、まだ変わる可能性が大きくあることも理解しているつもりです。

小澤さんのおっしゃるように

> 機能の必要性についての理解はしてるつもりですので、
> お願いできるなら、もう少し、賛成・反対を気にかけずに、
> 実装したらどうなるかのケーススタディを深めて頂けると嬉しいです。
> 特にEPUB以外の利用場面で、互換性を期待しないフラットな
> 使い方をしようとしたらどうなるのか、等々を気にかけています。

こういった部分を踏まえ、議論を続けていき、最終的にはW3Cに理解してもらえればと思っています。

また皆様のお知恵をいただきたい時期も来るかと思いますが、その時にもまたいろいろとご助言いただければ幸いです。

ありがとうございました。
Received on Thursday, 22 July 2010 06:17:29 GMT

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