- From: Akihiro Takashima <takashima-akihiro@jipdec.or.jp>
- Date: Thu, 16 Apr 2009 17:41:12 +0900
- To: "W3C SVG IG Japan" <public-svg-ig-jp@w3.org>
- Cc: 小林 龍生 <tlk@kobysh.com>
芦村様 お世話になっております。JIPDEC/DPC高嶋です。 議事録ありがとうございました。 JIPDECよりご案内させていただいた、 JIS化について、若干の修正をお願いいたします。 > * JIS化委員会 > - 昨年度は,慶応大学 萩野教授 委員長のもとに委員会を開催した. > - 今年度は二つの委員会が開催される(8月12日始まり). > 訂正) - 今年度は二つの委員会が開催される(8月始まりと12月始まり). ご面倒をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 --------------------------------------------- 高嶋 章浩 (TAKASHIMA Akihiro) (財)日本情報処理開発協会 データベース振興センター(JIPDEC/DPC) ----- Original Message ----- From: "Kazuyuki Ashimura" <ashimura@w3.org> To: "W3C SVG IG Japan" <public-svg-ig-jp@w3.org> Cc: "小林 龍生" <tlk@kobysh.com> Sent: Thursday, April 16, 2009 3:38 PM Subject: 第4回SVG IG Japanミーティング議事録 - 2009年4月10日 > SVG IG Japanのみなさま, > > W3C/慶應の芦村です. > > いつもお世話になっております. > > 4月30日に開催された第3回ミーティングの議事録をお送りいたしますので,ご > 確認くださいますようお願いいたします. > > 以上 > よろしくお願いいたします. > > Kazuyuki > > --- > 第4回 SVG IG Japan会議 > > 日時: 2009年4月10日 15:00-17:00 > 場所: 機械振興会館 > > -------- > 出席者 > -------- > SEC 湖海 > KDDI 高木 > インディゴ 松澤 > IPA 小林 > JIPDEC 須永 > Microsoft 五寳 > JIPDEC 高嶋 > キヤノン 藤沢 > W3C 一色 > W3C 石倉 > W3C 芦村 - 議事録 > > ------ > 議題 > ------ > > 1. SVG WG Sydneyミーティング報告 > ------------------------------------ > > * 毎年2月に,Sydneyにて,キヤノン研究所のホストにより開催 > * 今年は,2/16-20にシドニー近郊マンリーにて > > * 「マッププロファイル」を,「SVG Tiling and Layeringモジュール」として > WGへ提案 > * 将来のSVG仕様へ盛り込む > > * レイヤーグループ(Zインデックス), Level of Details等について,基本仕様 > への導入を > 議論 > * Zインデックスは「WG側でやる」との合意 > * Level of Detailsは,WG側に主体的に進める担当者が現在いないため,IG > Japan側で検 > 討を進める余地がある. > > * animation vs. imageの使い分け > * imageは静的な対象.動的なものはanimation > * interactiveな地図の応用を考慮すると,「animation」という名称でよいのでは? > * 名称だけの問題なので,周知徹底されれば問題ないのでは? > * 多段階の取り込みは「animation」ではないが,「動的」な利用ではあるので, > 「animation」に統一してもよい. > * WG側でも,「『animation』という要素名が良い名前ではない」という意見に > 同意する声もあったが,勧告を修正することは考えていない. > > > 2 3D変換仕様 > --------------- > > * 例えば,立体的な地図を傾けた時の表示に必要となる変換 > > * SVG IG Japanでの議論: > - 建物の3Dポリゴンなど,「高さ」情報を持つデータの扱いとして,「普段は単 > に平面上 > に等高線表示されているだけだが,傾けて表示させると立体的な表示をする」よ > うなコ > ンテンツの要求がある(完全な3Dと比べて,データの扱いが簡単). > - 大きな建物内の各フロアの情報をSVG化して案内システムを作るような案もある. > > - 3Dのモデリングを対象とするのではなく,2.5D的な扱いが対象 > - 完全な3Dだとデータ量が膨大になる. > > * KDDI高木さんのデモ > - 通常のメッシュでなく,10m間隔の等高線情報を扱っている. > > > 3. SVG2.0の標準化ロードマップ > --------------------------------- > * 当初計画 > - Tiny 1.2勧告後,各モジュールを拡張 > - その後,フルの1.2およびコア2.0を作る(2010年6月). > > * 更新された計画 > - 携帯機器とデスクトップに対するニーズの差の現象と,2.0勧告化までのプロ > セスを簡略 > 化する目的で方針変更 > - SVG Full 1.2とCore 2.0は中止 > - 広く実装ずみのモジュールを取り込み2.0を単一仕様として策定(3年先???) > -> JIS化対象としてTiny 1.2を採用したことに問題なし. > - 仕様を一本化するため,ニーズによっては問題が出る可能性もあるが,WG側の > 理論では > 特に問題なしとのこと > > - モジュールごとに実装を進めることにより,実装のリスクが減った? > - 少数の実装があっても,メインストリームにならなければ仕様化されない可能 > 性はある. > > - 例えばCSSの活動では,あるベンダが独自仕様を実装しており,「実装され > た」という事 > 実にもとづいて仕様化が加速された. > > - 機器に応じた機能の要求レベルの違いは? > - フルの仕様を作っても利用されにくいので,「どの機器でも実装されるべき機 > 能」に着 > 目して「SVG 2.0」を作る. > - モジュールごとに文書を作る. > > - 名前空間は? > - 今のところ議論はないが,「SVG」の名前空間を流用すると思われる. > > 4. SVG Taransformsドラフト公開 > --------------------------------- > * SVG 3D 変換仕様(キヤノンがエディタ担当): /TR/SVG-Transforms > - CSS 3D変換仕様も同時公開: /TR/css3-3d-transforms > > * SVGとCSSの連携 > - CSSの文法で利用可能なものと,SVGで利用するものを規程 > - CSS側はAppleが提案し,Safari 4に実装ずみ > - SVG/CSS両仕様の整合性を調整するために,CSS-SVG Task Forceを発足 > (public-fx@w3.orgリストでの意見交換) > > * 名前が違っても変換は可能? > - 同じ名前で用意し,動作が矛盾しないようにしたい. > - HTMLとSVGではレイアウトモデルや継承メカニズムに違いがあるので相互変換 > は必ずしも容易ではない. > > > 5. SVG Open 2009 > ----------------- > * サイト開設 (www.svgopen.org) > - 10/2-4にMountain ViewのGoogleキャンパスで開催 > > * 基調講演: IBM (Jon Ferraiolo), Google (Bradley Neuberg) > - FlashベースのIEプラグイン等(Bradley) > - ブラウザネイティブサポートが望ましいが,「現時点では」Flashベースの方 > が安定して > いるかもしれない. > - フィールド利用での性能確認を依頼してみてはどうか. > > * 次期IE開発に向けて,MS Connectサイトが開設されるので,SVGサポート等, > 必要と思わ > れる機能についてご意見をいただきたい.具体的に専用サイトが開設された時点 > でご連 > 絡したい.(マイクロソフト) > > > 6. IPA外字ソリューションとSVG > --------------------------------- > > * Webページやオフィスアプリで異体字,外字のグリフを扱う際,(例えばSVGを > 利用して) > 独立したリソースとして参照,表示するための仕組みが欲しい. > - 人名に限らず,地図上で表示される地名においても,「異体字/外字」問題は > 発生する. > - フォントのバリエーションもある(基本は明朝?). > - フォントファミリーを定義する大きなSVGファイルのフラグメントとして文字 > 定義にアク > セス? > - ロゴタイプの取り組みに近い. > > - 地図記号も扱うべき?(全てではないが,Unicodeで取り扱われている) > - どこまでの「記号」を対象とするべきか? > - Quasi Character(符号を持っていないが,文字と同じような振る舞い) > > * SVGでの記述のガイド ラインをSVG IG Japanで検討してはどうか? > - 今後,SVG IG Japanの検討課題に加えて議論していく. > - 小林さんには,継続的にSVG IG Japanへご参加の上,ご提案をいただく. > > 6.1 具体的な問題内容 > ------------------------ > * IPAオープンソフトウェアセンターの小林龍生さん(W3C Japanese Layout > Task Force議長)から,異体字,外字のグリフを扱う際に生じる二つの大きな問題 > について説明 > > 問題1: 一つの符号域に複数の文字が対応 > -------------------------------------------- > 例) > - 「吉」の上の部分が「士」か「土」か > - 「高」の「なべぶた」の下が「口」か「はしご」か > > 対応策) > - 各符号に枝番を振り,Unicode Consortiumに登録 > - Adobeの実装例(AJO16) > > 問題2: 同じ文字で部分が無いもの > ------------------------------------- > 例)「木」の「枝」がない文字 > > 対応策) > - <img>タグを使って,SVGイメージを取り込む? > <img src="edanashi.svg" alt="U+FFFD"> > > ※注意: "U+FFFD"は,Unicode中で符号域が与えられていない文字を意味する. > > - 上記の案はAdobeのSING(DTPソフト用のメカニズム)で検討されていた. > > - SVG TinyのSVGフォントとして扱っていくことはできないか. > > > 7. SVG Tiling and Layeringの検討 > ---------------------------------- > * キヤノン藤沢がドラフト仕様書を作成 > - 英文のMap Profile仕様をW3C形式にした. > > * 今後の編集のやり方 > - CVSでW3Cサイトへアップロードしていく > - Japanese Task Forceで利用している,Wiki上のToken方式で編集権を管理する > のがよい > かもしれない. > > ACTION: 芦村 - CVSおよびToken方式についてW3Cチーム内で確認の上で設定 > > > 8. 検討課題 > -------------- > > 8.1 多層レイヤーでのDOM構造 > -------------------------------- > http://lists.w3.org/Archives/Public/public-svg-ig-jp/2009AprJun/0002.html > > 例 > --- > file a.svg: > [[ > <svg> > <image xlink:href="b.svg"/> > </svg> > ]] > > file b.svg: > [[ > <svg /> > ]] > > 案A: 一個のDOMツリー > ------------------------ > VT > +-- VB > +-- a.svg > +-- b.svg > > 案B: 個別のDOMツリー > ------------------------ > VT > +-- VB > +-- a.svg > ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (以下は別物のデータとして扱う) > +-- VB > +-- b.svg > > > * 通常は「案B」の動作をするので,案Bの前提で残る問題を解決していくしかない > - xincludeを利用すると,XMLパーザの段階で全てが取り込まれてしまうので, > タイリング > の意味がなくなってしまう... > > - CRSを利用した変換の際など,「具体的にどの位置に対応させるか」は明確に > 定義が必要 > - 現状では,SVGツールキットやインディゴ自身の実装等しかなく,参照すべき > 実装例が不 > 足している. > - Batic SVG, Webkit等のよく知られたSVG関連実装向けに,当該機能の実装を提 > 供してい > くべきかもしれない(Tiny 1.1の策定時に,BaticおよびKDDIでの実装があったと > 思われる). > > * 仕様(SVG Tiling and Layering)をアップロードしてから,具体的な議論を継 > 続していく. > > > 9. 今後の活動について > ------------------------- > > * 日本Chapterは,W3Cプロセス上明確に定義されていないため,SVG IG内のTask > Force(具 > 体的な仕様を議論するためのサブグループ)として整理された. > - 組織的変更に伴って,問題管理用DBである「Issue Tracker」についても,本Task > Force専用に再設定した. > http://www.w3.org/Graphics/SVG/IG/JP/tracker > > ※重要: まだ登録されていない方は,是非,SVG IGへのご参加登録をお願いしたい. > > > > 10. 次回ミーティング > ------------------------ > * 金曜日の午後が都合よいと思われる. > > * 第一候補として,6月26日(金)を設定 > > * JIPDECにて15:00-17:00 > > > 11. その他連絡事項 > ---------------------- > > 11.1 JIPDECからの連絡 > ------------------------ > > * JIS化委員会 > - 昨年度は,慶応大学 萩野教授 委員長のもとに委員会を開催した. > - 今年度は二つの委員会が開催される(8月12日始まり). > > * JIPDEC会議室の変更 > - レイアウト変更により4階に変更される. > > 11.2 W3Cからの連絡 > --------------------- > * 日本会員会議: 5月終わりないし6月に開催(5/29 or 6/5) > - 15:00より会議2時間後,懇親会開催 > > * 場所は三田を予定しているが,工事の関係で湘南キャンパスとなる可能性あり. > - 川崎や日吉の方が都合がよい. > - 場所については,W3C/慶應側で確認する. > - 日本語レイアウト Task Forceの活動報告もよいかもしれない. > > * W3Cの知名度向上のための活動(outreach) > - Interop(6/8-12)およびOpen Source Conferenceへの参加 > - 皆様からの情報や資料等あれば,活動内容紹介させていただきたい. > - ブースを準備するので,ぜひご参加いただきたい. > > * 日本語による情報発信 > - 日本語によるホームページを作り,W3Cトップページからリンクを追加したい > と考えてい > る. > > 11.3 WG側との連携 > -------------------- > * 欧米陣営との連携が重要(活動内容を英語にして,情報共有) > > 以上 > > Kazuyuki > > > >
Received on Thursday, 16 April 2009 08:44:25 UTC