- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Wed, 11 Mar 2026 13:59:55 +0900
- To: JLReq <public-jlreq-admin@w3.org>, Urayama <urara@peace.ocn.ne.jp>, Yasuo Kida <kida@mac.com>, 山本太郎 <enshuritsu31415926@gmail.com>
みなさま 小林 敏 です. “和字間隔の処理”を書いてみました.ご検討ください.GitHubにも掲載しておきました. ---------以下-------- ## 6.9 和字間隔の処理 和字間隔(U+3000)の使用として,次のような例がある. - 文末の疑問符(?,U+FF1F),感嘆符(!,U+FF01)の後ろの全幅のアキを確保するため 例:できようか? できれば…… - 分かち組での区切り文字として 例:カムパネルラが 手を あげました。 - 見出しや表番号の後ろのテキストとのアキを確保するため 例:この点は“第5章 原稿聖整理”で解説している. 注記 疑問符や感嘆符の後ろのアキ 次の例のように,文中で疑問符や感嘆符を使用する場合は,疑問符や感嘆符の後ろには和字間隔を入れない. 例:つらい?勉強として この文中での和字間隔が行頭または行末に来た場合に,特別な処理が必要があるので解説しておく.なお,和字間隔が括弧類等と連続する場合の処理も必要になるが,これは“〓〓”で解説してある. ### 6.9.1 行頭にきた場合 文字を配置していき,たまたま和字間隔が行頭に来た場合は,和字間隔は削除する. 和字間隔は削除しないと,特に疑問符や感嘆符は文末につくものであり,前行末で改行されたと誤解されるおそれがあるからである.たしかに和字間隔は,表示されるものではないが,空白そのものが区切りとしての役割を果たしているので,削除しない方がよいのであるが,それよりは改行されたと誤解される弊害を優先させる処理である. 注記 行頭の配置禁止することで,行頭の和字間隔を避ける方法 行頭の和字間隔を禁止する,つまる和字間隔とその前に配置する文字との間で,2行にわたる分割を禁止することで,行頭の和字間隔を避けることがきる.これは不必要な行の調整処理を行うことであり,避けたい方法である. ### 6.9.2 行末にきた場合 行頭行末そろえ(ジャスティファ)を選んだ場合,文字を配置していき,たまたま和字間隔が行末に来たときは,次の2つの処理方法がある. - 行末のそのまま配置する. - 空白は削除し,空白の前の文字を20字目に配置するか,または行の調整処理が可能で,該当する行の字間を詰めることが可能な場合は,和字間隔の次の文字を行末に配置する. 後者は英語における語間(スペース)の行末処理と同じであるが,前者の処理は異なる方法である.前者の処理は和字間隔の役割を重視した方法であり,従来は,この方法が採用されていた.
Received on Wednesday, 11 March 2026 05:00:29 UTC