Re: Meeting notes 2020·12·01

木田泰夫 様

 小林 敏 です.

小学館辞典編集部編“句読点、記号・符号活用辞典”(小学館,2007.9)という
本が刊行されていて,Unicodeにある多くの記号を含め,その用法をかなりこま
かく調べて掲げています.この用法はどうかな?という事項もあるくらいです.

本体価格2200円です.図書館の本ですが,たまに私も参照しています.でも買わ
ないといけないかな,と最近は思いはじめています.コードなどの参考情報も示
しています.

ついでに,グリフの問題

波形(~)の字形ですが,縦組用に2つあります.私の仕事を始めた頃は,縦組
では,“~”を90度回転させた形でした,昭和30年代の本を見ても,そうですし,
精興社の活字見本帳でも“~”の字形しかありません.

いつの頃からか,“~”を90度回転させ,それを反転(鏡文字)させた形になっ
て,今は,ほとんどがそれです.いつ変わったのか,なんとなく本を読む際に気
にしているのですが,今の段階では,よくわかりません.写植が影響したかな,
と思っていますが,資料が段ボールに詰めたままで,見ることができない状態で,
確認していません.

  木田泰夫 さんwrote

>メモ
>これはミーティングの中に出てきたような気がするので、忘れないうちに。役物の使
>われ方をちゃんと調べなきゃという話がミーティング中どこかに出てきたように思い
>ます。どなたがどの文脈で言われたのか残念ながら覚えていないのですが。それ、真
>剣に考えるべき重要な仕事のように思えてきました。JLReq TF でも他でもいいのです
>が、和文に出てくるそれぞれの役物について、その使い方や期待されるグリフのデザ
>インについてちゃんとドキュメントするという作業がどこかで必要に思います。漢字
>の典拠調査に対応する作業であって、X 0213 でやってほしかったな。しかし手弁当で
>できる範囲の仕事ではない可能性もありますね。
>
>木田

Received on Wednesday, 2 December 2020 01:24:57 UTC