- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Thu, 11 Jul 2024 18:31:19 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: public-i18n-japanese@w3.org
木田泰夫 様 小林 敏 です. インラインで, ついでに,漢字や仮名の字間の処理,さきほど修正しておきましたので,ご検討ください.多少は木田さんのいう書き方に少しは近づいたかなとも思っていますが,さて,どうでしょう. 木田泰夫 さんwrote >やはり、英語のfullwidthの日本語に相当する言葉として、用語が欲しいように思います。少々の混乱があるかもしれないことを理解しつつ、次のように仮決めするのはいかがでしょう。 > >全幅 (full width)和字が等幅であるフォントの字送り方法の幅。全角空白U+3000の字送り方向の幅として測定する。「行長は全幅の整数倍」などの表現で組版規則を表すユニットとして使用する。 了解いたしました.そのうえで,作業の中で考えていきましょう. >また、特定の文字を対象として議論する際には、可能な限りその文字の字送り方向の幅という表現をする。例えば、括弧文字の幅と空間の議論。 > >半角、二分、三分、四分、etc. >使用しない。全幅の半分、1/3、などと表現する。 > >全角(em quad / em) >従来の全角。文字サイズに等しい正方形。全角空白、全角約物、などの文字種を表す使い方に限定して使用する。組版を記述するユニットとしては使わない。 落とそうとした定義を復活しようということですね.この点は気になっていて,さてなんといえばいいかが気になっていましたから,それでいいように思います. >下の表には、連続約物と和欧間両方が統合して示されているように思いますが……[img:プレビュー.png] あの表は,字間について,全部を示したものですが,その表を分ける? そのイメージがまだわからないのですが? 約物中心の表,ラテン文字を含んだ表,等等ということか? >> 基本は,デザインの問題です.たぶん,文字の外枠が文字サイズである,現在使用されているのパーレンのデザインの話です.ですけれでも,形が異なれば,“残りの半角が隣接文字とのアキとなる”という従来の方法は,そのままでいいのか,という問題提起です.(ただし,jlreq-dで書くことは考えていません.) >書きましょうよ。結論は全く必要なくて、そのままで良いのか?という宙に投げた形で良いと思います。 作業のなかで考えます. >おお、小カギがありますね! これは書きましょう。 >👍 >これを上の「全幅」を使って書きましょうよ。すると長体、扁平体もカバーできる、 >より一般的な記述になります。 わかりました.“3.4 約物の字間処理”を次に修正しようと思っていますので,そこで考えてみます. >そうなんですね。英文の場合よりは広い行間が必要とこれまでの議論に出てきましたが、そこはOKですか? 先ほどの山本さんのメールには,ラテン文字は三分ではなく,もっと狭いようですので,英文の場合よりは広い行間にしないといけない,ということは,より強調しないといけないでしょう. >確かに。いま今市達也という人の書いた「レタースペーシング」という本を読んでいますが、まさにそのようなことが書いてありました。 この本は,文字の組合せに応じて,具体的な文字の並びを調整しよう,その際に,こんな事項に注意するとよいよ,という点が説明されていますので,参考になりますが,我々が問題にしている,自動処理で,一括処理するのは,どうするという点では,あまり多くの解説はなかったように記憶していますが,ただ,言葉は違いますが,'palt'や'vpal','kern'の話はあったと思います. >文字間<ワードスペース<行間<段組の間<マージン、といった階層を考えることが重要(p.20-22)だそうです。 そうなんですが,実際に決めるとなると,細かくなる.紙の本では,四六判が多いのですが,9ポ組では16行の行間8ポか,17行の行間7ポかということは,昔はよく問題にしていました.わずか1ポ(≒0.35mm)の違いが,印象をかなり変え,読みやすさに影響します. ただ,残念なことに,最近は16行の行間8ポは,少々固い本では,めったに見掛けない.広くても行間7ポも,それも多くない.行間4.5ポなんてものもある.これでもなんとか読める.紙の本では,定価はページ数の影響が大きく,ページ数を減らしたいということでしょう.デジタルテキストは,そんなこと考えないから,できるだけ読みやすい行間にしてほしいと思っている.最近のWebでは,行間をけっこう考えたものも増えていえるように感じています. ですから,文字サイズの1/2は,けっして最適ではないが,ただ読めるという点では読めるということです. 逆に行長が短い場合,文字サイズの1/2より狭くすることはある(キャプションなど文字サイズの1/4くらいにすると,キャプションがまとまった印象を与える)が,文字サイズの1/2であれば,アキ過ぎということはないともいえるので,それはそれでよい,ということです.市販されている本でも,私だったら,もっと詰めたいとうキャプションでも1/2くらいが多い. そういう意味で,文字サイズの1/2は,応用範囲の広い行間だな,と思っているということです. >とすると、固定的な基準でなはなく、考え方を示すことが重要ですね。 いずれにしても,そういうことです.
Received on Thursday, 11 July 2024 09:34:22 UTC