- From: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>
- Date: Fri, 5 Jul 2024 06:08:11 +0000
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>, Toshi Kobayashi <binn@k.email.ne.jp>
- CC: "public-i18n-japanese@w3.org" <public-i18n-japanese@w3.org>
各位 3.3.3.4.の「日本語組版におけるプロポーショナルな文字配置」の最初の段落の文章が理解しにくく感じたので、次のような案を考えました。いかがでしょうか。 「邦文手動写真植字機を用いて"詰め組"を行う場合の効率向上を図る目的で、特定の書体デザインのそれぞれについて、仮名文字の字幅を全角の幅と等しく(横組では全角の左辺から右辺まで、縦組では全角の上辺から下辺までの長さ)に設定せずに、その書体デザインのそれぞれの仮名文字の形に固有の字幅(プロポーショナルの字幅)を設定できるようにするために、仮名文字の文字図形を全角の中心に配置するのではなく、横組の場合には、仮名文字のプロポーショナルの字幅の左辺の位置を現在位置と一致させ、その位置を文字の開始位置として、そこから右方向に文字図形の左端までのマージン(左側のサイドベアリング)だけ離れた位置から文字図形を配置し、その文字図形の右端からプロポーショナルの字幅の右辺の位置までのマージン(右側のサイドベアリング)だけ離れた位置をその文字の終了位置となるように、各文字のネガティブ像を配置した仮名詰め専用文字盤が用いられた。それを用いた場合、それぞれの仮名文字の開始位置から終了位置までの長さがプロポーショナルの字幅となる。仮名詰め専用文字盤を利用することで、通常であれば等幅で配置される日本語の仮名文字を、あたかもプロポーショナルの字幅をもつ文字として配置することが可能となった。見出しや商業印刷物など等幅の字幅で組む場合よりも視覚的に均等な文字の配置がより必要とされる用途でこの仮名詰め専用文字盤が広く用いられた。」 山本太郎 -----Original Message----- From: 木田泰夫 <kida@mac.com> Sent: Friday, July 5, 2024 1:46 AM To: Toshi Kobayashi <binn@k.email.ne.jp> Cc: public-i18n-japanese@w3.org Subject: Re: 3章と4章(ルビ)のドラフト EXTERNAL: Use caution when clicking on links or opening attachments. 敏先生、ありがとうございます。次回のミーティングでレビューしましょう。 木田 > 2024/07/03 20:06、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > 以下を掲載いたしました.ご検討ください. > > “3 行の組版処理”のドラフト > https://github.com/w3c/jlreq-d/blob/gh-pages/drafts/3_%E8%A1%8C%E3%81%AE%E7%B5%84%E7%89%88%E5%87%A6%E7%90%86.md > > “4 ルビの組版処理”のドラフト > https://github.com/w3c/jlreq-d/blob/gh-pages/drafts/4_%E3%83%AB%E3%83%93%E3%81%AE%E7%B5%84%E7%89%88%E5%87%A6%E7%90%86.md > > 山本さま > > “3 行の組版処理”の“3.3.3 大きな文字サイズの字間処理”ですが,以前にお送りいただいた山本さんのメールの原稿内容を基本的に取り入れていますが,勝手ながら,テキストはかなり変えています.必要があれば,直していただいて結構です. >
Received on Friday, 5 July 2024 06:08:17 UTC