Re: jlreq-d内容構成案

木田泰夫 様
みなさま

 小林 敏 です.

  木田泰夫 さんwrote

>まさに!この部分を改良しようと思っていました。Webを含めて、送り手が送るのはフォーマット込みのことが多いです。「送り手が送るのは組版指示であり、受け手が最終的な組版を決定する」はどうでしょうね。

よいと思います.

>敏先生の最後のパラグラフの「デジタルテキストの組版は経験を十分に積んでいない場合や,検討が不十分のものも多い」は例えば具体的に何を指していますか? デジタルテキストの組版でデジタルテキストならではと言えるものはあまりなくて、従来の組版を模倣したりない、単に不十分、な例が多いように感じています。なぜ不十分かというと、技術的に難しい場合や、重要性に対してコストが見合わない場合、重要性が十分実装者に伝わってない場合、など色々あるかと思います。

一番感じている事項は,紙,特に書籍では,1行の字詰めや行間は,どのくらいの量がよいのか,おおよそのことは言えます.しかし,Webでは,その書籍の経験通りなのか,違うのかがわからない,という問題です.これは経験を積み,いろいろ実験し,テストし,いろいろの意見が出てくる中で,ある程度のことが(確定的にはいえないが),言えるようになるのかなと思っています.

文字サイズでも紙,特に書籍ではおおよその文字サイズは言える.Webではどうなるのかな? 紙のように固定でないので,読者が決めればいい事項でもあるが,それはそれとして,ある程度の目安はほしいのではないか.もちろんデバイスによるが,画面には一定の文章のテキストは表示しないと読めない.意味をとる際にスクロースを常にしないといけないのは,読む際の妨げになるという問題もある.文章にもよるが,最低はこの程度の字数はスクロールしないで読めるようにして欲しいが,どの程度の字数がよいかも,よくわからない.

また,基本的な文字間の字間も,読みやすさを考慮した場合,ベタが基本だと思うが,Webでは,違う面もあるようにも思うが,どこで,どんな問題が出てくるのか,よくわからない.

約物の字間や,ラテン文字の字間等も,行長や行間ほど紙とは違っていないと思いますが,よくわからない,ようにも思っています.

Received on Thursday, 21 March 2024 03:29:16 UTC