Re: jlreq-d内容構成案

木田泰夫 様
みなさま

 小林 敏 です.

  木田泰夫 さんwrote

>jlreq-d → code → drafts → 1. 初めに (Introduction).md
>です。下のリンクで一発に:
>
>https://github.com/w3c/jlreq-d/blob/gh-pages/drafts/1.%20%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%AB%20(Introduction).md

全体の印象は,これまでのあれやこれや議論してしてきたことが,うまく取り込まれていて,とてもよいと思います.

とりあえず気づいて事項

1. この文書の目的

第2段落
“対してデジタルテキストでは受け手が組版を決定する。”
 ↓
データを作成する方でも,考えた組版結果になるようにデータを作成し,いくつかの設定を行うのではないか,こうした点を触れるか,あるいは,“受け手が【最終的に】組版を”のように“最終的”のような説明を入れるか?

第3段落
“しかるに、従来の努力の多くは、”
 ↓
どこにおける努力? 誰がしている努力?

“従来の印刷をそのままデジタルデバイスで再現することに払われて来た*1。”
 ↓
ここが木田さんもいうように,ここは,とても難しい.

まず,だれがそう考え,努力しているの? 我々がそう考えてきた面もあったのではないか? 我々は,もう,そうは考えないよ,といってもよい(そう書くと,後が怖いが)

技術が大きく変わる場合,従来の方法をできるだけ再現するという点に努力が払われてきた例は,いろいろある.(例示としては,注にした方がよいでしょう)
 印刷の歴史では,グーテンベルグの活版印刷,手書きの写本をいかに再現するかという努力が行われていた.
 木田さんの自動車の例

ただ,そう行われていたから,それを実現するということが問題で,なぜそのようになされたのか,また,その段階での技術の制約があったから,そう行われていたのかもしれない.

必要なことは,その行われていることの目的や意味を,あるいは技術的に変わってきたことを前提に,最初にもどり,根本から考えていく必要がある.今,そこで我々が考えないといけないことは,……みたい,

もっとも,組版は経験の積み重ねであり,過去の努力は大いに参考にしないといけない.ただし,それはなぜ,どんな理由で行われていたのか,という面の見ないといけない.

この項の最後に,以下を追記してもよい.

デジタルテキストの組版は経験を十分に積んでいない場合や,検討が不十分のものも多い.そこで,ここでは十分な結論は示せないが,課題としてある事項も示した……

2. デジタルテキストは印刷とどのように異なるか

リフローを起こす
ここで,“ページ”という用語を使っているが,別なものに変えられないか.
 表示される画面? だめかなあ?

Received on Wednesday, 20 March 2024 05:45:26 UTC