Re: jlreq-dの大見出しレベルの構成

木田泰夫 様
小林 敏 様
みなさま

本の雑誌がちょうど今月ルビ特集らしく。


https://www.webdoku.jp/honshi/2024/7-240531182000.html

本の雑誌2024年7月 ビール枝豆塩ふり号 No.493|今月の本の雑誌
webdoku.jp


> 2024/06/11 9:05、木田泰夫 <kida@mac.com>のメール:
> 
> インラインで。
> 
>> 1 デジタルテキストとは
>> 2 日本語組版に使用する文字とフォント
>> 3 日本語組版の文字と表示形式
>> 4 行の組版処理の問題点
>> 5 ルビの組版処理
>> 6 段落の組版処理の問題点
>> 7 見出し・注・図版の組版処理
>> 8 組方向(縦組と横組)の問題点
>> 9 読みやすさとアクセシビリティ
>> 10 デジタルテキストのテキスト処理
>> 附属書A 文字クラスと字間処理の詳細
>> 附属書B 文字クラスと分割の可否の詳細
> 
> 
> 
>> 2024/06/05 11:54、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
>> 
>> 木田泰夫 様
>> みなさま
>> 
>>  小林 敏 です.
>> 
>>  木田泰夫 さんwrote
>> 
>>> 前々回の話では(構造化)テキストと、スタイルを分けるという話になっていましたが、敏先生の案では、スタイルの中からフォントを切り離して、まず「文字とフォント」ですね。
>>> 
>>> その次の「3.文字と表示形式」「4.問題点」は何を扱うんでしょう? 書き手はワープロを利用してできることはできますから、そこで重要なことは最初の方でカバーしたいと思っていますが、いかがでしょう?
>> 
>> テキストの“構造化”と、“スタイル”を分けて考えることは,その必要はありますが,ここの説明では,どう関係してくるのでしょうか.3は,もっぱら,テキストの“構造化”を分離し,それだけを説明するということは,どうも木田さんの考えているのと,私は違うように感じているのですが.
> 
> 前々回の小林さんの提案は、構造化テキストとスタイルを分ける、というお話でした。その分類を使うと、フォントはスタイルの問題です。なので、「2. 文字とフォント」は、敏先生はまた違った分け方を提案しておられるんですね、という確認でした。
> 
> 昨夜第2章・第3章をアップデートしたのですが、現在のところテキストとスタイルを分けるという方針に沿っています。構造化(HTMLタグ付けされたテキスト)を持ち出すと難解になるので、構造化テキストは取り扱っていません。
> https://github.com/w3c/jlreq-d/blob/gh-pages/drafts/2.%2520%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9%EF%BC%88Creating%2520Japanese%2520Digital%2520Text%EF%BC%89.md

> 
> 私自身はこの辺りの分け方に特にこだわりはありませんが、第2章・第3章を分けてみて、そのように理論的に分けると却ってわかりにくいように思えてきています。文字とフォント、というまとめ方は良いように思います。
> 
>> 例えば,縦組と横組の問題は,テキストの“構造化”だけの問題ではなく,“構造化”と“スタイル”の両方に絡んでくる問題のように思います.
> 
> はい。理想的には縦組と横組は構造化テキストは関係なくて、スタイルの問題です。が、現実には縦組の不得意なテキスト(算用数字や欧文単語・文、数式など)がありますので、テキストの項でその問題と対処を説明する必要があります。
> 
>> また,最初でカバーしたいという“重要なこと”との内容は,どんなことですか?
> 
> デジタルテキストでは書き手が組版の多くを担いますので、正しい、もしくは書き手の意図通りの、組版を達成するために、知っているべきことをカバーする、ということです。
> 
> 具体的な構成や順番には特にこだわりはないのですが、書き手が知るべきことは前の方にまとめて、全体を読まなくても良いようにしたいと思っています。
> 
> そのように構成すると、同じテーマが前半で素人向けに基礎を、後半でプロやエンジニア向けに詳細に、2回出てくる場合も多くなるかと思います。
> 
>> ところで,私が気にするのは,2と3と4で問題をどう切り分けるかということが重要と思うんです.
>> 
>> 2は文字とフォントと限定すれば,その内容は,それなりに明確ですし,これまでの議論の感じでは,そのようにもまとめられるのではないか,と思ったからです.ただ,フォントと文字配置の処理は,完全には切り離しできません.その中間的な問題もあり,その扱いは考えないといけないでしょう.
> 
> そうですね、文字とフォント、という括りはテキストとスタイルを分離する方針よりも良いと思います。
> 
> 中間的な問題は、片方で簡単に触れて、ここをみてください、とか?
> 
>> では,3と4の差はなんでしょうか? 3以降は主に組版の問題というか,文字をどう配置するかという問題になるかと思うんですが,説明内容にどういう違いを考えるかだと思います.
> 
>> 3 日本語組版の文字と表示形式
>> 4 行の組版処理の問題点
> 
> 
>> その1つの方法として4以降を“問題点”(ちょっと落ち着かないので,気に食わないのですが)とし,ある意味で,特殊なというか,ある種の限られた問題に限定し,3では,まさに基礎知識(中身がなにかを言っていないので,この言葉も私は気に食わないのです)を主にするという方法です.(そう考えてもよいかな,ということで,前のメールに“問題点”と追記してみたのです.)
>> 
>> とうぜん,タイトルもそれに応じたものを考える必要があります.
> 
> 3のタイトルから中身を想像できなかったのですが、理解しました。現在の第3章に近いのかな?現在のタイトルは「基礎的なフォーマッティング」です。
> 
> 問題点、というのは良くないように思います。単に「行の組版処理」で良いのではないでしょうか?
> 
>> もう一つは,3はデータ作成段階で考えるべき問題(主に構造化されたテキストを準備しなさいという問題),4はそのように準備されたデータを実際に配置処理をする際に問題となる事項を主にする,という考えです.(前に書いたように,どうも木田さんのこれまで書かれてきた内容からは,どうもそうではないように思うのです.)
>> 
>> そして,3つ目は,前のもの2つを折衷する方法です.(どう折衷するかは問題ですが,たぶん,木田さんの考えているのは,これではないかとも思っています.)
>> 
>> いずれにしろ,2と3と4で問題をどう切り分けるかが,問題のように思います.
> 
> はい。ミーティングで議論しましょう!
> 
> 木田

Received on Tuesday, 11 June 2024 05:07:29 UTC