Re: ルビの折り返しの挙動

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> 154文字の例は、これは一体何がしたいんでしょうね。80文字ほどの漢文にsup/subで送り仮名と返り点をつけて154文字、その全体に「モトム」の3文字のルビ。これはデータ作成の際のバグなんじゃないでしょうかね。原本にはこのようなルビは見当たりません(下のイメージの最初の行の一番下から「憧市様」が始まります)ので、岩波文庫にしたときに編者がつけたんでしょうか。こちらは電子データがないので見てません。
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原本は、国会図書館のデジタルコレクションにあるやつですね。

https://dl.ndl.go.jp/pid/767987/1/3


データ作成のバグだと私も思います。

「釈迦牟尼仏能為甚難希有之事」の例は同じく漢文的な例ですが、こちらはわかりやすいです。漢字だけで書かれたお経と、その読みの、もっと細かくつけられるはずの対応を、なんらかの理由でずらずらと長くしてしまっている。
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> 「抜けて広い道を」は内容は説明っぽくありませんが、形式としては行間注ですかね。これも原本にはありません(「抜けて広い道を」の部分が下のイメージの7行目の先頭近くから始まります)ので、後の版の編者が付け加えたんでしょうかね。
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> 青空文庫からのサンプルという性質からか、どれも、この例は丁寧にレイアウトしなくては、と思わせるようなものではなくて、フォールバックとして表示が破綻していなければ良し、という印象を持ちました。
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賛成します。

村田 真

Received on Monday, 10 June 2024 09:32:39 UTC