- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Fri, 13 Oct 2023 08:21:44 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
敏先生、ありがとうございます。元の GitHub に下にいただいたテキストを入れていただけますか? 私が英語にしたものを追加します。 木田 > 2023/10/13 7:57、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > まず,一般的な感想ですが,大変そうな問題に取り組むのですか.この問題は,ほっておけばいいようにも思う.つまり,たいした問題でない. > > 理由1 3桁ごとの数字表記は,表組等を除き,徐々に少なくなっている.“二三、〇〇〇人”ではなく,“二万三〇〇〇人”とする表記の方が多い.横組の表組ではアラビア数字を使用するので,この問題はでない. > > 理由2 3桁ごとの数字での区切りの読点を二分にする方法を採用している人は,どちかといえば,少数派(私は少数派です).ただし,InDesignでは簡単に処理できるので,減ってはいない. > > 理由3 実は,漢数字での3桁ごとの読点を二分にする方法を採用した場合,以下の場合も同様に扱わないといけない.(もちろん,これを詰める方針と詰めない方針とがあるが,詰める方針の人は少数派,私は少数派) > 二、三の問題 五、六個 > > で,漢数字の3桁ごとの読点を二分にする方法は,するか,しないかだけで判断できる.二分にするとすれば,全部がそうなる.しないとなれば全部をそうしないでよい.ですので,ある程度は機械的に処理できる.しかし“二、三の問題”や“五、六個”は,そうではない.この言葉で詰める方針の場合では“にさんの問題”と読む場合は詰めるが,“に”と“さん”の問題と読める場合は,詰める方針であっても詰めない.まさに文脈による,といえる. > > ですので,機械的に処理できるが,漢数字の中の読点をすべて二分という処理はできない. > > なお,漢数字の3桁ごとの読点を二分とする場合,縦組で1字1字のアラビア数字を“2、300”と縦向きにする場合も,この読点は二分にしないといけない.つまり対象は数字だけでなく,アラビア数字も対象になる. > > で,おっしゃるように,字幅が二分の読点が準備され,それを著者なり編集者が必要に応じて挿入すればよい,ということになる. > > もう一つの解決方法は,“マイナス二分”の文字を文字コードに追加する方法もある.ここ二分だけ詰めたいな,という場合はあるので,この“マイナス二分”の文字コードはあると便利です.写研のSAPCOLには,このコマンドがあった. > > 以上です. > > 木田泰夫 さんwrote > >> Florian さんより JLReq に括弧とコンマについて質問が来ています。 >> >> https://github.com/w3c/jlreq/issues/377 >> >> 以下、chatGPT による翻訳+私のコメントです。日本語でも良いので上の GitHub に >> コメントしていただけると助かります。 >> >> 木田 >> ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––– >> – >> 括弧とコンマについて、text-spacing-trim: trim-allの特別なバージョンが必要です >> か? >> >> >> w3c/csswg-drafts#4246 (comment) での要求に基づき、また w3c/csswg-drafts#8482 >> での解決に従い、CSS-WGは text-spacing-trim プロパティに trim-all 値を追加しま >> した。これにより、著者は文脈に関係なく全角句読点を半角グリフで設定でき、 fig >> 65、 fig 66、または fig 67 のJLREQで説明されている状況を処理できるようになり >> ました。 >> (これは、 3.1.4、 3.1.5 または 3.1.9 で取り扱う文脈的に全角句読点をトリムす >> る既存の値に加えて提供されます) >> (木田:つまり fig 67 のケースは組版上の問題ではなく、この数字の間の「、」が >> 異なる意味と用途を持つ文字であると疑っていて、その場合、Unicode 上で別の文字 >> として取り扱われるべきだろう、と言っている) >> スタイリスティックなケースにおいて、著者は今、彼らが望むものを達成できますが、 >> 具体的にどの句読点を、どの文脈で適用したいのかに応じて、文書にマークアップを >> 挿入し、text-spacing-trim: trim-all が正しいセレクタを通じて適用されるように、 >> 正しいサブセットにクラスを設定する必要があるかもしれません。(木田:trim-all >> をガバッと句読点の種類関係なく適用しても大丈夫か?ということかと想像しますが、 >> 解釈が間違っているかもしれません。私の理解ではtrim-allはテキスト全体にガバッ >> とかけるようなものではなく、部分的に強制的に半角にしたいことがあるので、故に >> 部分的にかける用途しかないもの、ですがどうでしょう?) >> それで十分ですか? >> 代わりに、文脈に関係なくトリムするが、全角句読点の特定のサブセットにのみ適用 >> される、trim-all のようなもの(trim-brackets や trim-comma のような)のさらに >> 特化した値が必要ですか?確立されたパターンがある場合、そのような値を持つこと >> で、著者のための生活を簡単にすることができるかもしれませんが、さまざまな主観 >> 的な好みに対処するための多くの値を追加することは不適切のようです。 >> この問題についての会議の議事録については、 w3c/csswg-drafts#8482 (comment) を >> 参照してください。 >> ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––– >> – > > > ―――――――――――――――――― > 小林 敏(toshi) 2023年10月13日 > e-mail: binn@k.email.ne.jp > ――――――――――――――――――
Received on Thursday, 12 October 2023 23:22:02 UTC