- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Thu, 12 Oct 2023 08:23:09 +0900
- To: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, "tajima@sanyosha.co.jp" <junetaj@gmail.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
山本 様 田嶋 様 みなさま 小林 敏 です. 以下,山本さんの言うとおりです.少しだけ補足します. 1 強調等の方法は,言語により異なる.英語におけるイタリック体を日本語に翻訳する場合,書名等のイタリックは,和文では斜体にしないで,一般に『』や“”で括って示す.行の中で強調や外来語由来をイタリックで示す場合は,和文では圏点を付けたり,〈〉でくくったり,中にはゴシック体にしたりといった方法をとります.少なくとも,これを和文で斜体にした例は見たことがない. 2 ただし,書名に英語等ではイタリックにする例にならい,和文で数は少ないが斜体にしている例が,ごく少ないがある(たぶん,和文での文献の表記法を知らない,理解していないということでしょう).これは,和文の表記法として,私は市民権を得ているとは思えない. 3 強調の方法は,和文でも,いいろいろあります.この強調の方法は,このような意味であるという,ある種の強調の方法と意味の組合せについては,私は,和文について明確に確立された慣行はないと思っています. ただし,ある用語・言葉の意味が,一般的でない,このテキストでの特別な意味を持っていることを示すために括弧でくくるという方法は,ある意味で慣行に近いかもしれない(つまり“括弧に入れる”という表現があることからも).また,意味が重要であることを示すために明朝体の本文でゴシック体で示す方法も,比較的に表現したい意味を示す方法としては確立しているといえよう. Taro Yamamoto さんwrote >(先の私の田嶋様へのコメントで、一部文章が間違っている箇所があったので、訂正 >して再送いたします)。
Received on Wednesday, 11 October 2023 23:24:52 UTC