Re: 雑談:日本ローマ字会が解散

木田さま、
小林龍生です。

ローマ字会といえば。。。
ぼくの姉の嫁ぎ先に田丸卓郎(姉の義祖父)という人がいて、東京大学管弦楽団の初代の団長(顧問教授)だった人なのだけれど、物理学の教授で、田中館愛橘とともに、初期のローマ字会を担っていた。
梅棹忠夫がローマ字会の会長を務めていたというのは、知らなかった。彼の「知的生産の技術」(岩波新書)は、高校生のころ夢中になって読んだし、「情報産業論」はいくつかの大学の非常勤での授業で、10年以上、テキストに使い続けていた。
山本有三の漢字廃止論も含めて、近代的な日本語が成立していく過程でのローマ字に係わる議論というのは、やっぱり避けては通れないものなのでしょうね。
ちょっと寂しいような気もします。。

2023年4月27日(木) 7:13 木田泰夫 <kida@mac.com>:

> 日本ローマ字会が解散したらしいですね。下は京都新聞の記事の(ChatGPTによる)要約です。
>
> ローマ字会といえば、カナ文字会は元気なんでしょうかね。
>
> 木田
> –––––––––––––––––––––––
> 『
> 日本ローマ字会は、日本語の表記をローマ字にしようとする運動を行っていましたが、今年3月に解散しました。1921年に設立され、民族学者の故・梅棹忠夫さんが第7代会長を務めたこともあります。会員の高齢化により減少し、日本語改革を目指した全国組織が100年を超える歴史の幕を閉じました。
>
>
> 日本のローマ字運動は明治期に始まり、東京で日本ローマ字会が誕生しました。初代会長は物理学者で東京帝国大教授の田中舘愛橘さんが務めました。機関誌を発行し、普及活動を展開しましたが、第2次世界大戦で財産を失い、65年に本部を京都に移転しました。
>
>
> 梅棹さんは漢字仮名交じりが合理的でないとしてローマ字表記の採用を唱え、国立民族学博物館の初代館長を務めた後、94年に日本ローマ字会の会長に就任しました。研究会を立ち上げ、新しいつづり方を発表しましたが、2010年に亡くなりました。
>
>
> 全国に25の支部があった時期もありましたが、近年は会員が20人にまで減りました。田中實さんが梅棹さんの後任会長を務めましたが、19年10月に亡くなりました。昨年8月の役員総会で解散が決議され、今年3月に内閣府に届け出ました。月刊機関誌「ローマ字世界」は19年12月に終刊しました。
>
> 一方、東京の日本のローマ字社は公益財団法人として活動を続けています。大島中正・同志社女子大教授は「先人が目指したローマ字普及に向けて新たな形で模索を続ける」と話しました。
> 』
>
> 記事は会員のみです。
> [image: img_9843460e2aa999560d0b69fb671eff801022650.jpg]
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> 京都が本部「日本ローマ字会」解散 「漢字仮名交じりは非合理」改革唱え100年超 |文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
> <https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1011059>
> kyoto-np.co.jp <https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1011059>
> <https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1011059>
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Received on Wednesday, 26 April 2023 23:50:06 UTC