Re: web における和欧間スペース

木田 様
石井 様
みなさま

 小林 敏 です.

私が反対しているのは和欧文間に欧文スペース(U+0020)を使うことと,原稿なりテキストデータとしての利用を考えている場合にスペースを入力することです.最終的なドキュメントで,固定スペースを個別箇所で使うことは,ある意味,やりたい人はどうぞ(山本さんは,反対するかもしれませんが),ということです.

和欧間スペースが,一律ではないということへの対応処理としては,以下があります.
 a ラテン文字のカーニングに倣った仕組みを考える(現実的ではないと思うが)
 b 和欧間スペースの場合分けを行い,そのアキ処理指定を可能とする.どのようにケースを分けるかは,けっこう大変
 c 個別箇所で指定する.
  c-1 個別のアキ量を設定
  c-2 個別箇所に固定スペースを挿入

特にc-2は,入力の手間はかかるが,仕組みは簡単.私は,原稿でなく,最終的なドキュメント(後からテキストデータを利用しない)をWordで作成する場合,和欧文間には四分の固定スペース(フォントによってアキがちょっと違いみたいだが)を入力しています(文字とほぼ同じ手間で入力できる).

ただ,場合分けを行い,それに応じたアキの設定ができるということは,そう簡単ではないとも思っているとともに,それは現実的かなという小さい疑問があるからです.というのは,和欧間スペースは,フォントや文字の組合せ,その他が影響し,ゲラ(校正刷)ないし,最終的な表示を見てから,ここちょっと狭いな,広いなという感じになり,ここは直したいな,と思うことが多いのではとも考えているからです.

  木田泰夫 さんwrote

>+1
>
>ただ、実際には自動的にこれを行うのは結構大変で、手動でタグ付けも結構大変。グ
>ラフィックデザインのように英単語も手でカーニングみたいな世界ならなんでもでき
>るのですが。石井さんは何か腹案をお持ちですか?
>
>私は日本語の和欧間にも手動のスペースを導入するのはどうかと考えていた時期もあ
>りました。(お叱りを受けるのを防止するための過去形 :D)
>
>木田

Received on Friday, 29 July 2022 02:48:05 UTC