Re: simple-ruby wide reviewへの対応1_行間注 (C-#46-5)

下農 様

 小林 敏 です.

それでは,冒頭の注は,以下のように修正いたしましょう.“熟語ルビ”の分割について,すこし詳しくし,原則は禁止よ,というようにした.【】内が修正.

注釈としてのルビ(行間注) 行間にルビと同じような配置位置に注釈を配置する方法がある(行間注).この配置処理は,ここでは適用範囲としない.ルビは,字または単語の読み,別語での言い直しなどであり,親文字は字又は単語(複合語を含む),ルビも単語(複合語を含む)となる.親文字とルビとの対応は強く,ルビ文字列および親文字列は一体として扱い,【熟語ルビを除いて→原則として】2行にわたる分割は禁止されている【(熟語ルビでは分割は認めているが,限定的であり,各親文字とルビ文字とを対応させたものについては分割禁止である)】.また,親文字列からはみ出したルビ文字列が親文字列の前後の文字に掛からないのが望ましい(ある条件で,限られた範囲では認める場合がある).これに対し,行間注は,注記であり,注記の対象,注記の内容,注記に使用する文字種も様々であり,注記の対象(ルビでいう親文字)の指示方法も異なる.注記の対象からの注記の文字列のはみ出しは,ある程度の関係はとるとしても,問題とならず,分量が多くなれば,2行にわたる分割も認められる.このように内容・形式・処理方法に多くの違いがあるので,ここでは扱わない.

  "Atsushi Shimono (W3C Team)" さんwrote

> shimonoです
>
>On 2021/10/29 09:38, Kobayashi Toshi wrote:
>> 
>> ということで,注の“注釈としてのルビ”は,以下のように変えます.
>> 
>> 注釈としてのルビ 行間にルビと同じような配置位置に注釈を配置する方法がある
>> (行間注).この配置処理は,ここでは適用範囲としない.ルビは,字または単語
>> の読み,別語での言い直しなどであり,親文字は字又は単語(複合語を含む),ル
>> ビも単語(複合語を含む)となる.親文字とルビとの対応は強く,ルビ文字列およ
>> び親文字列は一体として扱い,熟語ルビを除いて2行にわたる分割は禁止されている.
>> また,親文字列からはみ出したルビ文字列が親文字列の前後の文字に掛からないの
>> が望ましい(ある条件で,限られた範囲では認める場合がある).これに対し,行
>> 間注は,注記であり,注記の対象,注記の内容,注記に使用する文字種も様々であ
>> り,注記の対象(ルビでいう親文字)の指示方法も異なる.注記の対象からの注記
>> の文字列のはみ出しは,ある程度の関係はとるとしても,問題とならず,分量が多
>> くなれば,2行にわたる分割も認められる.このように内容・形式・処理方法に多く
>> の違いがあるので,ここでは扱わない.
>
> このPRで更新しました
>https://github.com/w3c/simple-ruby/pull/69

>
> 最初の方、複合語を含むという注をそれぞれのところで入れて、熟語ルビを除いて
>行分割は禁止、と括るよ
>り、基本的には単語に対して付ける、熟語ルビのように複合語を対象として語の間で
>改行可能な特殊事例もあ
>る、のようにした方が一番最初の部分に来るNOTEとしては混乱が少ないのかなぁ、と
>もふと思ったりもしたの
>ですが、、そうやったとしてもそこまできれいな文脈にならないですよねぇ・・・

Received on Monday, 22 November 2021 07:05:33 UTC