- From: Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>
- Date: Mon, 2 Mar 2020 21:55:11 +0900
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shimonoです # ようやくどたばたから脱して2月上旬の出張の後からで積りに積もったものを片付けているのです。。(涙 On 2020/02/14 10:18, MURATA Makoto wrote: > > UAX#50, CSS Writing Modes, Adobe-Japan1, OpenTypeなどを > > 最近見ています。関わった人の努力を多としつつ、もう少し > > なんとか(すくなくともイメージ外字やPUAを使わなくて > > もいいぐらいには)ならないものかと思っています。 > > どういう具体例があるんですか? 具体例を並べて原因別に分析してみる価値がありそうですね。 > > > > こんど私がCITPCのセミナーで発表する資料 <https://1drv.ms/p/s!An5Z79wj5AZBgrp06H7M3ZUfkyQ4AA?e=neOwwA>です。 > > 村上さんの資料 <https://blog.antenna.co.jp/CSSPage2/archives/100>です。古いですが今でも正しいようです。 > > 角川の資料 <http://kadokawa-epub.bookwalker.co.jp/download/CharacterOrientationEval_JISX0213-20150123.zip?attredirects=0&d=1>を見ると、いかに文字横転で困っているかが > 分かります。しかし、大半はAmazonのバグのようです。 物理屋的なまなこで見ると問題があるところにその上にまた何かをかぶせてとやるとどうせ最終的には 天動説の周転円みたいに破綻していくような気がするので、いい塩梅の何か(UTR#50とか)を念頭に全体設 計を構築して、それぞれのコンポーネントをその何かに合わせていく努力をやって、例外を何らかのカテ ゴリに押し込んで個別処理する、というのが理想論かなぁ、と思うところなのです。 # なんかどこかのミーティングでもぼやいたような気もするんですが、、。 # 天文屋的なまなこで見ると、黒い羊のお話みたいにもっとダメになるので却下。。。 というところで、VO=Uなのにvertがあるので使われちまうとか、vertがないフォントがあるとかはそれ ぞれを改修していく努力を継続する(VO=Uだとvertは読まない!とかは横暴なんだろうというのはありま すが、、それはさておいても)というところなのだと思うのですが、いろいろ頭の中でぐるんぐるんして いるなかで、これは、逆に、U+2016みたいな 「縦書き用グリフと横書き用グリフがそれぞれ別なコードポイントで割り当てられている」 というような文字が特異値、というか鬼子というか、いまはVO=Uに含められているけれど、一つまとめて 括らないといけない別枠だったりしないかなぁ、と思ったりもするところです(すでに出てる話でしたら ごめんなさい)。そのコードポイントたちの出自は当然ながら歴史的に必要性にかられた重大な意味のあ るものであるのですが、CSS writing-modeみたいに縦横を割り当てたプロパティー一発で変えられる時代 に、元データは縦書きかもしれないけれどもそれを変換して横書きの電子書籍として出すというような ユースケースがもし沸き起こってきたら、逆に横書きの中で縦に立った文字が出てくることになるのかな、 と。 UTR#50の際にどんな議論があったのかわからずにいろいろ眺めているだけのところですが(ishiiさんご めんなさい、、)、シングルソースマルチアウトプットなる構想(妄想?)も聞こえる今日この頃、という文 脈に立つとちょっと気になるところではあります。。
Received on Monday, 2 March 2020 12:55:16 UTC