W3C home > Mailing lists > Public > public-html-ig-jp@w3.org > November 2010

Re: CSS3 Text 新ドラフト公開、CSS3 Writing Modes では縦書きや論理プロパティの標準化を目指してます

From: MURAKAMI Shinyu <murakami@antenna.co.jp>
Date: Sun, 14 Nov 2010 15:24:20 +0900
To: public-html-ig-jp@w3.org
Message-Id: <20101114152420.4D84.C598BCD7@antenna.co.jp>
村上です。

I wrote:
> CSSの縦書きを使いやすいものにするには、論理的な方向の指定ができることが必要ということで、論理プロパティや、石井さんからの論理方向モードの提案など、このMLでも議論してきました。
> いくつかの案が出たのですが、やはり最初の論理プロパティの案で進めるということになりました。つまり、margin-before/after/start/end や logical-width/height などです。
> 今月中にこの仕様がよりはっきりしてくるはずです。
> 来月1日からW3Cの年次総会TPACがフランスであり(http://www.w3.org/2010/11/TPAC/)、そこでの承認が得られるように、それまでにドラフト仕様を完成させようということです。

この予告のとおり、Elika (fantasai) と石井さんがすごい勢いでCSS3 Writing Modes ドラフト仕様を書いてTPACに臨みました(私は日本にいて陰ながら応援)。

参考:CSS Writing Modes Module Level 3 Editor's Draft 2 November 2010
http://dev.w3.org/cvsweb/~checkout~/csswg/css3-writing-modes/Overview.html?rev=1.38
※現在の最新版は:http://dev.w3.org/csswg/css3-writing-modes/ 

結果としては、論理プロパティ仕様は別のCSS3モジュールに分離して継続審議ということになりましたが、それを除いた CSS3 Writing Modes 仕様は公式ドラフト公開へと進めることになりました。

今年は縦書きの議論のためか日本やアジアからの参加者が多かったそうです。おかげ様で大きな成果が得られたと思います。ありがとうございます。

CSS3 Writing Modesについて、TPACでの議論をへて決まったことなどをブログに書きました:

■「W3C TPAC 2010〜CSS3 Writing Modes 縦書きと論理方向仕様のゆくえ」
http://blog.antenna.co.jp/CSSPage/2010/11/css3_writing_modes.html


まずは最小必要なCSS3 Writing Modesの標準化を優先して、EPUB次期バージョン(3.0)で採用されて縦書きができるようにするということです。EPUB3.0はCSS3縦書き利用の最初の一歩になるのだと思います。

さらにEPUBのその次のバージョン(EPUB3.1?)や、次世代ブラウザで、より使い易く、また本格的な縦横混在の日本語レイアウトが可能になるよう、そのあとも論理プロパティ仕様の標準化(どういう仕様となるかはまだこれから)、漢数字を含む自動連番や箇条書きの仕様(CSS3 Lists)、より読みやすい行の配置に関する仕様(Line Grid)など、まだまだ課題があります。

より多くの人が関心をもってくれて議論に参加してくれることを期待します。


以下、関連するイベントの案内があったので参考まで:

★W3C/Keioからのご案内: Web Directions East W3Cトラックのご案内
http://lists.w3.org/Archives/Public/w3c-keio-info/2010Oct/0000.html
http://east.webdirections.org/2010/?w3c
| 11月15日
| 石井宏治/ePUB 3.0到来:HTML5とCSS3でつくる次世代電子書籍の規格

2010年度W3C日本フォーラムご案内
http://lists.w3.org/Archives/Public/w3c-keio-info/2010Oct/0001.html
| 日時: 2010年11月17日(水)
| 16:00-17:00  W3C日本フォーラム第二部: (会員様及び非会員も参加可)
| CSSへ縦書きレイアウト対応 パネルディスカッション

日本電子出版協会(JEPA) EPUB日本語拡張仕様セミナー
http://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=164
|(6)CSS縦書き仕様解説 
| アンテナハウス株式会社 石井宏治(W3C) 
| 平成22年11月22日

--
村上 真雄 (MURAKAMI Shinyu)
Twitter: http://twitter.com/MurakamiShinyu
Blog: http://blog.antenna.co.jp/CSSPage/
Antenna House Formatter:
http://www.antenna.co.jp/AHF/


MURAKAMI Shinyu <murakami@antenna.co.jp> wrote on 2010/10/07 4:31:42
> 村上です。
> 
> 新しい公式ドラフトが公開されました:
> CSS Text Level 3 W3C Working Draft 5 October 2010
> http://www.w3.org/TR/css3-text/
> 
> 作業中の最新のものはこちらです:
> CSS Text Level 3 Editor's Draft
> http://dev.w3.org/csswg/css3-text/
> 
> CSS3 Text仕様は、世界中の言語の文字組版に対応するためのもので、日本語組版に関係するものでは次のような機能があります。
> 
> ・line-break 行分割の禁則処理の設定
> ・text-justify 行調整
> ・punctuation-trim 約物の詰め
> ・text-autospace 和欧文間アキ
> ・hanging-punctuation 句読点行末ぶらさげ、起こし食い込み
> ・text-emphasis 圏点(傍点)
> 
> 縦書きについては、CSS3 Writing Modes (Text Layout から名称変更)仕様が、最初の公式ドラフト公開に向けて作業中です。
> 
> CSS Writing Modes Module Level 3 Editor's Draft
> http://dev.w3.org/csswg/css3-text-layout/
> 
> ・writing-mode 組み方向の指定
> ・text-orientation 縦書きでの欧文など文字の向き
> ・text-combine 組み文字、縦中横
> ・Logical properties: margin-before, logical-width, etc. 論理プロパティ
> 
> 
> これらの仕様づくりの中心になってくれているのは、W3C CSSWGのコアな人のひとりElika (fantasai) と、このMLでおなじみの石井さんです(CSSWGメンバーになってくれました)。
> 
> CSSの縦書きを使いやすいものにするには、論理的な方向の指定ができることが必要ということで、論理プロパティや、石井さんからの論理方向モードの提案など、このMLでも議論してきました。
> いくつかの案が出たのですが、やはり最初の論理プロパティの案で進めるということになりました。つまり、margin-before/after/start/end や logical-width/height などです。
> 今月中にこの仕様がよりはっきりしてくるはずです。
> 来月1日からW3Cの年次総会TPACがフランスであり(http://www.w3.org/2010/11/TPAC/)、そこでの承認が得られるように、それまでにドラフト仕様を完成させようということです。
> 
> ブログも書きました:
> 「CSS3 Text仕様ドラフト公開、CSS3縦書きと論理プロパティ、EPUB国際化の台湾会議」
> http://blog.antenna.co.jp/CSSPage/2010/10/css3_textcss3epub.html
> 
> --
> 村上 真雄 (MURAKAMI Shinyu)
> Twitter: http://twitter.com/MurakamiShinyu
> Blog: http://blog.antenna.co.jp/CSSPage/
> Antenna House Formatter:
> http://www.antenna.co.jp/AHF/
> 
Received on Sunday, 14 November 2010 06:24:44 UTC

This archive was generated by hypermail 2.4.0 : Friday, 17 January 2020 15:44:26 UTC