縦横混在時の auto 値の解釈

石井です。いつも質問ばかりで済みませんが、縦書について質問させてください。

Writing-modes WD 6.1.1. Orthogonal Flowsに書いてある赤字部分について、このMLでの意見をお伺いしたいです。
http://dev.w3.org/csswg/css3-writing-modes/#orthogonal-flows

簡単に問題を説明すると、ルート要素に縦書きが指定された場合のボックスの計算方法は4.1. Box Layout in Vertical Writing Modes
http://dev.w3.org/csswg/css3-writing-modes/#vertical-layout
に書いてあるのですが、縦横混在文書、つまり親要素と異なるwriting-modeが指定された場合の説明が6.1.1.になります(この構成は分かりづらいので、ボックスモデルでまとめるような章立てに直す方向で調整中です。)

赤字部分の問題を例として説明すると、全体が横書き文書の中に縦書きのdivがあり、かつそれにheightが指定されていなかった場合、どのような挙動が望ましいか、というのが質問になります。現在考えられている案は
1. max-content sizeを使う
2. 100vh[1]を使う
3. その時点でのwidthを使う
の三つがあります。

1. max-content sizeだと、height指定のない縦書divに長い文章を入れると、まったく改行されず、下に延々と伸びて行ってしまいます。
2. 100vhや3. widthだと、ウィンドウサイズによってレイアウトが変わってしまいます。

いずれにしてもレイアウトを固定したい場合にはheightを指定するだろうと考えると、2か3でいいような気がしますし、heightを指定することを推奨するべきだ、という観点からすれば、1の方が指定し忘れには気が付きやすいかもしれません。

ちなみに現在のIEは、詳しい中身は分かりませんが、なんらかの経験値により適当な値を計算しているようです。

このMLの方々は知識も豊富なので、縦横混在でheightを指定しないなんてありえない、というご意見もあるとは思いますが、それでも何か規定しないと規格としては成り立たないので、ご意見お聞かせいただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。

[1] http://dev.w3.org/csswg/css3-values/#the-vh-unit

Received on Tuesday, 21 December 2010 04:52:24 UTC