- From: IWAI, Masaharu <iwaim.sub@gmail.com>
- Date: Sat, 5 Dec 2009 23:08:16 +0900
- To: public-html-ig-jp <public-html-ig-jp@w3.org>
岩井です。 2009年12月4日3:46 Kotaro Kokubo <kotaro@hemiolia.com>: > これは便利かも、と思って自分でも使ってみたこともありますし、これらを使ったサイトを利用したこともあります。しかし、実際に導入してみるといくつかのユーザビリティ上の問題が浮上しました。 (snip) > ということで、矢倉さんはinputmodeについて具体的な提案まで持って行けたら、というスタンスでの話題提起でしたが、以上のような理由から私はinputmode属性は無くて良いのでは、と考えています。みなさんはどのようにお考えでしょうか? ユーザビリティ面からの話は、過渡期に発生する問題と捉えることができるんじゃないかな、 というようには思います。 入力モードとの齟齬は、そもそもユーザが明示的に切り替える必要があるということ自体が ユーザビリティ上の問題を孕んでいるような気はします。 つまり、本来、OS全体として、コンテキストに応じて入力モードは切り替わるべきだと思います。 # 実はまだあまり深く考えてはないけど。 また、多様な入力方法に対する低い許容性についても、仰る問題はあるかとは思いますが、 本来は、例えばtype=emailなinput要素には、自分のメールアドレスが候補に挙がるべき だと思います。OS側でどこかにメールアドレスを登録する機能があって、そこにいれておくのを 想定しています。 # たぶん、メールアドレスの登録云々は、MUAなんかと連動するといいんじゃないかな。 ですから、私としては、今から将来に向けて仕様に織り込んでおくというのはあり。 で、下手に使えば現状ユーザビリティ的な問題は発生するだろうけど、それは文書作成者が ちゃんと考えて使えよ、と。 > 以下蛇足気味ですが、このようなUIに関する部分をHTML文書側で具体的に定義することはそもそも不適切だと思います。HTML文書は最終的に人間が利用するシーンにおいては非常に抽象度の高いデータであり、人間とのインターフェイス(境界面)からは遠いレイヤーにあるように思います。inputmodeのようにUIに関して具体的な言及をするのではなく、たとえばpattern属性の内容に応じて、スクリプトやブラウザやOSやハードウェアといったより人間に近いレイヤーで適切な補助を行うような形などの方が望ましいと思います。 それは仰るとおりかも知れないですね。 でも、HTML文書の仕様にいれちゃってもいいんじゃないかなー。 -- いわい
Received on Saturday, 5 December 2009 14:37:55 UTC