読みの流れ失わせない(又は阻害しない)工夫

みなさま

 小林 敏 です.

“読みの流れ失わせない(又は阻害しない)工夫”は,段落の示し方に含めてもよいと最初は考えましたが,ちょっと異質ですので別見出しにした方がよいように思います.

以下に案文を示します.ご検討ください.GitHubのdiscussionsに掲載してあります.

-----以下が案文-----

4.〓 読みの流れ失わせない(又は阻害しない)工夫

読書がドキュメントを読んでいく際に,読んでいく流れを阻害しない,あるいは読んでいく先を見失わないようにするための工夫も必要である.ここでは,こうした例をいくつか紹介していく.

- 回り込みしない図版や表等を挿入する場合は,段落の途中に挿入するのではなく,段落間に挿入する.段落の途中に余分なものを配置することは避け,段落を文壇することは避ける.なお,回り込みとは,図版等の左右(横組),または上下(縦組)に文字を配置する方法である.

- 段落の間に挿入する場合でも,内容と関係が少ない図版等が挿入される場合,次のテキストが連続するのかあいまいになるケースがある.図版等の配置方法を工夫することがまず必要であるが,やむを得ない場合は,矢印などの記号や“図版(広告)の後に本文が続きます”などといった注意書きも必要になる.

- 段組において見出し,回り込みのない図版等が挿入される場合,行位置が隣接する段の行位置をずれているときには,段の末尾から次の段の先頭,あるいは,図版等の前と後ろでテキストが連続していることがあいまいになることもある.見出しや図版等の配置領域を行ドリ方式で配置して,行位置をそろえるとよい.

- 段組では,狭い画面では,次段が表示されていないとテキストのつながりがあいまいになる.わずかでも次の段を示し,次段があるということを示すとよい.

- 長文のドキュメントでは,内容の構成,つまり見出しを立てかたを工夫する必要があるが,すくなくともレベルの高い大見出しや中見出しは番号をつけるようにする.これにより全体を見通す助けになる.

- 図版や表組とテキストの関係は,デジタルテキストでは,あいいになる場合がある.“次,下,右に示す”という表現でなく,できるだけ図版や表組には番号をつけ,その番号をテキストで示して参照できるようにするとよい.

Received on Wednesday, 8 July 2026 03:51:28 UTC