WCAG 2.2 JISへの追加提案

皆さん、

WCAG 2.2 JISの制定が進んでいるのですが、以下の日本独自附属書を提案しています。

村田 真
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附属書 X(規定)

日本語文字レパートリー適合性水準(J / JJ)

X.1 目的

本附属書は、ウェブコンテンツに対する読み上げ及び点字変換の可能性を高めるため、日本語文字レパートリーを定義する。

Webコンテンツがある日本語文字レパートリーに適合するとは、そのWebコンテンツに含まれるテキストデータのうち、視覚的またはプログラム的に利用者に提示されるものが、その日本語文字レパートリーに含まれることとする。

注記:  テキストデータには、テキストノード、代替テキスト、ARIAのラベル付け属性、および生成されたコンテンツを含む。

本附属書は達成基準A/AA/AAAを変更するものではなく、それに追加する日本語文字レパートリー適合性水準(JとJJ)を定めるものである。

注記: あるWebコンテンツがAAであってJJでもあることがある。Aも満たさないがJJは満たすこともあるし、AAAを満たすがJを満たさないこともある。

X.2 適合性水準

本附属書は、文字レパートリーに関する二つの追加適合性水準を定める。

JJ水準(公的義務水準)
J水準(一般公開水準)

X.3 JJ 水準

X.3.1 単一コード位置からなる文字

JJ 水準では、次に示す ISO/IEC 10646(最新版)のcollection に属する文字のみを使用してよい。

Collection 287: COMMON JAPANESE

Collection 286: JAPANESE NON IDEOGRAPHICS EXTENSION

Collection 371: JIS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSION

加えて、次の制御文字を使用してよい。

U+0009 CHARACTER TABULATION

U+000A LINE FEED

U+000D CARRIAGE RETURN

X.3.2 IVS の取扱い

基底漢字が上記collectionに含まれる場合、IVD に登録された Variation Selectorを1個後続させる
IVS(Ideographic Variation
Sequence)を使用してよい。基底漢字とIVSからなるUnicode書記素クラスタ(grapheme cluster)である。

X.3.3 絵文字

JJ水準では、絵文字の使用は認めない。

X.4 J 水準

X.4.1 JJとの比較

J水準はJJ水準で許すものはすべて許す。

X.4.1 単体絵文字の使用

J 水準では、単一コード位置からなる絵文字であって、UnicodeにおいてEmoji_Presentationプロパティが
Yesと定義されるものを使用してよい。

X.4.2 禁止される絵文字シーケンス

J水準においても、複数コードポイントからなる絵文字シーケンスは認めない。

X.5 適合性の判定単位

本附属書における文字の適合性判定は、Unicode書記素クラスタ(grapheme cluster)単位で行う。

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東日本国際大学客員教授
村田 真

Received on Tuesday, 17 February 2026 01:06:57 UTC