- From: Taro Yamamoto <enshuritsu31415926@gmail.com>
- Date: Mon, 20 Apr 2026 20:59:56 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
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いろいろな異級数の行が混入する事例を挙げていただき、ありがとうございます。 後注や引用の場合と似ている例として、章のはじめの大見出しや中見出し(行取りされている)の次に本文が始まる前に、その省の内容の要約のパラグラフを本文が9 ptの場合に7 ptのサイズで、見出しの文字の10文字目ほどの高さの位置から、本文の下端よりも二文字上のあたりまでの行長で5~10行程度、挿入している例を見つけました。本文との間は、要約の行間空き×3ぐらい空いています。またその要約は、箇条書きではなく、短い文を二倍ダッシュで区切っています。具体的に見つけたのは、北一輝著『支那革命外史 国家改造案原理大綱 日本改造法案大綱』(北一輝著作集 第二巻、みすず書房)です。奥付の印刷者の方のお名前から、おそらく理想社で印刷されたものと推測いたします。 参考まで 山本太郎 2026年4月20日(月) 14:22 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: > Taro Yamamoto 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > 段落間に挿入する異なる文字サイズの要素ですが,どんなものがあるかまとめてみました. > > 見出し > 同じサイズでゴシック体 小見出しが多く,この場合,文字サイズを1段階小さくするか,同じで,前を1行アキにする例が多い. > 中見出しや大見出しは,文字サイズを大きくするので,行ドリで指示する例が多い. > > 引用文 > これは,多くが本文と同じで,字下げだけで区別する例が多い. > > > なかには,文字サイズを小さくする例も,例は多くないがある.この場合,文字サイズを小さくしたのに応じて,行間もの狭くする.中には,文字サイズを小さくするが,引用の文字サイズ+行間大きさ=本文の文字サイズ+行間として,行位置を揃えた例もないわけではないが,とてもバランスが悪い. > > 後注 > > これは文字サイズを当然に小さくする.2段階くらい,例えば,本文9ポに対して7ポにする例が多い.この場合,行間は文字サイズを小さくしただけ詰めるのよりは,さらに詰める.例えば本文9ポで行間8ポ,注を7ポとすると,行間は5ポか4ポくらい. > > 横組で脚注などでは,本文9ポで行間8ポであっても,脚注は3.5ポくらいにしている例がけっこうある.脚注は,あまり行送り方向の幅をとりたくない.次ページにはみ出しは避けたいので,行間も狭くしていた. > たしかに,3.5ポは,狭いと思うかもしれないが,テキストの量が少ないので,読めてしまう. > > 俳句 > 観賞として引用する場合,文字サイズを大きくする例がある.この場合,2行ドリにしている例がある. > > 数式(分数や積分など) > 処理方法は後述 > > > こうした異物が挿入される場合,書籍でいえば,体裁がそろえるため,行送り方向の版面サイズをそろえることが必要.版面サイズが揃えばよいと考えるが,その上で,行位置もそろっていれば,なおよいことになる. > > 例えば,分数が段落間に挿入される場合,活字組版(コンピュータでも同じであるが,活字組版の方が説明しやすので)では,以下の2つの方法があった. > 1 > とにかく分数の上下の行間は,本文と同じ組んでいく.そして,ページ末まで組んで余白が出たら,その余白を分数の上下の複数の行間に均等に割り振る.版面サイズが揃うが,行位置は揃わない箇所もでる. > 2 分数式を見出しと行ドリで配置する.これは行位置もそろう. > 1で処理する例が多かった. > > 引用や後注では,いくつかの方法があるが,もっとも多い方法は,以下である. > > 本文と,その後ろ後注との行間は,本文行間.そのうえで,版面サイズをそろえための半端の処理は,後注の後ろと本文にとる.版面の末尾に後注がきた場合は,本文とその後ろにくる後注の間にとる. > > この方式では,後注の後ろの行間は,後注の行数で変わってくるが,前は気になるが,後ろは,まあ,あまり気にならない,ということです. > > > 引用も同じであるが,引用では文字サイズを小さくする例は少ない.中には,この半端を前後に平均とる方法もないわけではないが,私の経験では,あまり例は見ていない. > > SAPCOLでは,平均にとる方法はできたが,後ろにとる方法は面倒であった. > > デジタルテキストでは,版面サイズの行位置もそろえる必要はないので,こうした処理は必要がなくなると考えてもよい. > > しかし,見出しのスペースその他でアキを考えるのは,こっこう面倒で,手っ取り早く考える方法として行ドリがある.2行,3行と増やしすだけで,簡単. > > ですので,デジタルテキストでは行位置をそろえる必要はなくなったが,行ドリで考えることはありえると思っている. > > > もうひとつ言えることは,異物と本文とのアキは,少なくとも,本文行間の大きさは空けたいということです.これは,図や表を挿入する場合でも同じことが言える.ただ,図や表では,できたら本文の文字サイズくらいは空けたいが,まあ,最低といえば,本文の行間となる. > > > >行間空きについて、さらにいくつか例を作ってみました。添付します。 > > > >山本太郎 > >
Received on Monday, 20 April 2026 12:00:13 UTC