Re: 行の配置の説明

Urayama 様

 小林 敏 です.

コメント,ありがとうございます.

  Urayama さんwrote

>イレギュラーな場合とは、
>・横組で、先頭行に上ルビが付く、最終行に下ルビが付く
>・親文字のサイズを変える(小見出しを大きく、かっこ書きを小さく)などの例です。
>
>「上ルビ」「下ルビ」という言い方が正しいのかどうかわかりませんが、例(『改訂版 日本史A』山川出版社)を添付します。

上付き,下付きも本文のボディよりはみ出すことがあるし,積分記号も同じものもありますが,それは嫌われているようで,大きな積分記号が使われている.そういえば,積分記号の本文と同じ大きさのものの使用例は最近はみなくなった.大きな積分記号は活字組版では面倒であったが,コンピュータの処理では,それほどでもないということかもしれない.(私は数学の本もそれなりに読んでいます.)

両側ルビについては,残念ながら使用例がすくないということから,その処理方法は取扱わないということに決まっています.ただし,現在の私のルビに処理では,両側ルビの記述はまだ残っています.(私は入れたいといったのですが,反対が多かったということです.)

両側ルビは,歴史の参考書等に使用例があるが,中公新書の歴史関係の本でも,たまに見かけます.歴史関係では,最近その読み方が変わった例があり,その2つを示すためです.

例
白村江 はくそんこう,はくすきのえ
新羅 しんら,しらぎ
百済 ひゃくさい,くだら

>なお、版面サイズを一定にするのは、紙の裏表で本文の刷り位置をそろえ、伝統的に「裏写り」を防ぐ意味があったようにも思っています。

それは,よく言われていました.“裏写り”を防ぐという意味では,紙の製造方法で工夫が必要ということではなく,仮に“裏写り”があっても,表裏の行の位置が同じ位置にあれば,表裏の行が重なって見え,“裏写り”のマイナス要素がいくらか避けられるということだったと思います.

Received on Friday, 10 April 2026 00:22:19 UTC