Re: 読みやすさ、誤読を避ける

Urayama 様

 小林 敏 です.

  Urayama さんwrote

>浦山です。
>
>「文字種を変える」(例2)は、私もときどき採用しますが、
>一方で、「間」「あいだ」が不統一になる点は気になっています。

統一を優先するか,それとも,その場での応用を許容するかは,よく問題にされますが,幸田露伴のその点についてのエッセー(機械的な統一はいかがなものかな,というようなことが書かれていた.題は忘れたが,図書館で探してお知らせいたします)でも言及があるし,著者は許容派が多いように感じています.

>「語句の間を空ける」で、1字分(全角)空けた場合に、
>その空きがたまたま次の行の先頭に来たときは、詰めるのが一般的と思います。
>そのまま1字分空けてしまうと、段落と勘違いされてしまいますよね。
>私は、文中に全角の空きは使用せず、半角を使用することにしています。
>ただ、行長に半端が出ることは気になります。
>
>これと似た例として、疑問符「?」、感嘆符「!」の後ろで、1字分空けた場合、
>その空きがたまたま次の行の先頭に来たときは、やはり詰めますよね。
>ところが、その後の校正で何文字かが追加・削除されると、空きが復活します。
>このように、1字分の空白が、行の先頭に来るときは“詰めて”、行の途中に来
>るときは“空ける”ケースは、どう処理すればよいのでしょうか。

この問題は,分かち書きでも同じ問題があります.
“第5章 消費と貯蓄”で述べる……
みたいに章名を出して言及する場合も全角アキがあります.JLRreqでも言及してありますが,私は以下が原則じゃないかなと思っています.

25字詰めを例にすると,
 25字目に全角空白 そのまま
 26字目に空白 空白を削除というか,Wordのようにぶら下げてもよい(見えない)

ラテン文字の語間スペースでは,25字目に来た場合も削除します.その点が異なっています.

全角アキの,この処理はコンピュータ組版でも自動処理はむつかしいようです.SAPCOLでは自動処理ができなかったが,たしか,モトヤの組版ではできた.DTPではできないんじゃないかな.ですから,最終校にちかい段階で手動で直すしかないんじゃないかな.

もっとも,改行の全角アキを誤解されてもしょうがないと覚悟を決めて,26字目にきた場合は,次行の行頭を全角アキにする例は,書籍でたまに見かけますが,奨められる方法ではないと思います.

>それから、誤読を避ける目的で「送り仮名を多く振る」というのもありそうです。
>Zoomで出た例です。
>・「行って」→ <おこなって>か、<いって>かが不明なので、「行なって」とする。
>・「表す」→ <あらわす>か、<ひょうす>かが不明なので、「表わす」とする。
>・「起る」→ <おきる>か、<おこる>かが不明なので、「起きる」「起こる」とする。

忘れていた.追記しましょう.

Received on Wednesday, 3 December 2025 07:21:54 UTC