- From: Urayama <urara@peace.ocn.ne.jp>
- Date: Wed, 03 Dec 2025 15:38:36 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
小林先生、皆さま 浦山です。 「文字種を変える」(例2)は、私もときどき採用しますが、 一方で、「間」「あいだ」が不統一になる点は気になっています。 「語句の間を空ける」で、1字分(全角)空けた場合に、 その空きがたまたま次の行の先頭に来たときは、詰めるのが一般的と思います。 そのまま1字分空けてしまうと、段落と勘違いされてしまいますよね。 私は、文中に全角の空きは使用せず、半角を使用することにしています。 ただ、行長に半端が出ることは気になります。 これと似た例として、疑問符「?」、感嘆符「!」の後ろで、1字分空けた場合、 その空きがたまたま次の行の先頭に来たときは、やはり詰めますよね。 ところが、その後の校正で何文字かが追加・削除されると、空きが復活します。 このように、1字分の空白が、行の先頭に来るときは“詰めて”、行の途中に来 るときは“空ける”ケースは、どう処理すればよいのでしょうか。 それから、誤読を避ける目的で「送り仮名を多く振る」というのもありそうです。 Zoomで出た例です。 ・「行って」→ <おこなって>か、<いって>かが不明なので、「行なって」とする。 ・「表す」→ <あらわす>か、<ひょうす>かが不明なので、「表わす」とする。 ・「起る」→ <おきる>か、<おこる>かが不明なので、「起きる」「起こる」とする。 ----- Kobayashi Toshi さんは書きました: >みんさま > > 小林 敏 です. > >前回の編集会議で話題になった,読みやすさについて,日本語の書き方での工夫についてまとめてみました.ご検討ください. 例文で,もっといい例があればよいとも思ってもいます. > >-----以下が掲載したもの------- > > 語句の区切りと読みやすさ > >漢字や仮名を用いた日本語では,通常は英語のように単語間にアキをとらない.語句の内容により,漢字,平仮名及び片仮名を 選択し,使い分けているが,これにより単語が認識できるからである.しかし,語句の並びによっては意味が不明になったり, 誤解を与えるケースもでる.こうしたことを避け,読みやすくするために,いくつかの工夫が行われている.次にその例を示 す.GitHubにも掲載してあります. > >- 文字種を変える. > - 例1 通常は平仮名を使用する語句を特別に片仮名にする. > 商業利用よりより積極的に行動する… →商業利用よりヨリ積極的に行動する… > > - 例2 漢字が連続する箇所で,通常は漢字にする語句を平仮名にする. > 数万年の間隔離されていた植物… →数万年のあいだ隔離されていた植物… > >- 約物を挿入する. > - 例3 読点を挿入する. > 原因の探求がある事象を… →原因の探求が,ある事象を…(“原因の探求がある,事象を…”と読まれないように) > > - 例4 語句を括弧でくくる. > このことを図「主要国のインフレ率」に示します. > > - 例5 中点を挿入する. > 古代・中世・近代 > >- 圏点を付ける. > - 例6 圏点を付ける > ここに来てはだしの人を見る… →ここに来てはだし【はだしに圏点を付ける】の人を見る… > >- 語句の間を空ける. > - 例7 分かち書きにする.仮名を主にした文章で利用されている. > むかし むかし ある ところに、 おじいさんと おばあさんが すんで おりました。 > - 例8 語句の間を空ける. > 人名の姓と名の区切りとして空白を入れる.人名の姓と名の区切りは常識で判断できるので,通常は区切りを入れないが, 単独で掲げる場合や分かりにくい,あるいは珍しい場合に採用されている.なお,外国人名を片仮名で示す場合は,姓と名は中 点で区切る例が多い. > 東郷幸 →東 郷幸(あずま さとゆき)
Received on Wednesday, 3 December 2025 07:14:46 UTC