Re: simple-ruby ドキュメント

敏先生、

熟語ルビは下の二つの長所を持っていると理解しますが、どちらがより重要なんでしょう?

1) 字間の空きを最小限に抑えつつ、字間を空けずに可能な場合にはモノルビのように漢字に対する読みを正確に示す(つまり字間を開けないことを重要視するルビ)
2) 行の折り返しが可能であること

もし 1 のほうがより重要なら、行の折り返しが来てしまうという比較的少数の例外において、ある程度妥協が可能ではないでしょうか? そもそも、二文字熟語の場合には本来の熟語ルビと先のメールの a は同等となります。

もし 2 のほうがより重要なら、折り返しの実装を可能にする a / b などの妥協はそう悪くはないのではないでしょうか。

(もちろん、a/b の簡略化で実装が容易にならない場合はこの議論は成り立ちません。それは私の宿題として)

村田さん曰く:
> 私は熟語ルビを落とすか分割不可にするかのどちらか
> にするのが良いと思います。

そういう落とし所になってしまう気もしますが、グループルビの折り返しの問題もありますので、分割可能化への道筋をもうちょっとだけ粘って調べたいのです…

木田

> 2023/05/23 15:32、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 木田泰夫 様
> みなさま
> 
>  小林 敏 です.
> 
> 以下の2案ですけれど,いろいろと考えると,両方ともなんらかの問題がでます(ちょっときつい表現ですが,中途半端なように感じます).ですので,熟語ルビの処理を簡略にするということであれば,いっそのこと,すべて“分割禁止”としてもよい(ただし,注記で“JIS X 4051では分割可としている”という記述を入れたい).熟語ルビは,熟語を単位として,できるだけ扱いたいという考えなので,すべて“分割禁止”という考え方も採用できる.
> 
> また,熟語ルビを“分割禁止”とすれば,2段階による処理という考え方が生かされます.
> 
> 以上,ご検討ください.
> 
>>> 木田さんの簡略案の
>>> a) 全体が入らない場合は、全体をモノルビの列として扱う.
>>> b) 熟語ルビがグループルビになる場合は折り返さず,モノルビの列になるときには
>>> 折り返せる.
>>> 
>>> いずれも一長一短がある.ただし,熟語ルビは,親文字は2字であることが多い.3
>>> 字以上は,それほど多くない.3字以上の場合に,aでは2字や3字と分離されたもの
>>> が問題となるが,グループルビの処理になる場合に分割できないのもつらい.
>>> 
>>> このように考えると,aの方がよいように思われる.
>> 
>> 了解です。

Received on Tuesday, 23 May 2023 10:28:51 UTC