Re: simple-ruby ドキュメント

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> ところで,
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> >Richard から two level の記述がわかりにくい
>
> が問題かと思いますが,この記述は,村田さんの提案で,私の説明は,よくわからないが“two
> level”といえば,よくわかるということで,追加したものです.ただし,熟語ルビがやや複雑な処理をするので,“two
> level”の説明は,逆にわかりにくさを生んでいるのかもしれない.
>
> 私の言いたいことは,以下のような処理がでないようにした(このことは,本文で繰り返し述べていることです).
>
> 1 親文字列の前後にくる文字種によって,上記のように親文字とルビの配置位置関係が変わってくる.
> 2 行中か,行頭か,それとも行末で親文字とルビの配置位置関係が変わってくる.
>
>
> つまり,モノルビとグループルビは,一度親文字とルビの配置位置を決めたら,それを変えない,また,熟語ルビでも,分割する場合,親文字とルビの組合せが変わるが,いったん決まった親文字とルビの組合せについては,その親文字とルビの配置位置は,一度決めたら,変えないということです.
>

私は、XeroxのInterscriptにあるmulti-level pouringの概念を
採用して二レベルを提案しました。切り分けるのは、実装
のためにも役にたつことだと思います。(WordやInDesign
の実装がどうなっているかは知りません。)

しかし、だいたい高度な組版というのは、全体を見て
バランスを取るので、切り分けしにくい部分が必ず
出ます。前後の役物の空白部分にルビを掛けるだけでも、
切り分けの例外となります。つまり、二レベル目の
処理に、前後のグリフについての情報を渡さないと
いけなくなります。熟語ルビについては、もっと
そうなるでしょう。

私は、simple rubyを名乗るのなら、切り分けを
出来るだけ簡単にすべきだと思います。いまの
simple rubyは、現在の実装より難しいのかも
と思っています。

村田 真



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> そこで,“two
> level”の説明は,削除することは,私としてはかまわない.ただし,説明を削除する代わりに,上記のように配置位置関係が変わる例を示した図(親文字とルビの配置位置関係が変わる処理例)を追加してもよい.
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Regards,
Makoto

Received on Sunday, 21 May 2023 14:25:29 UTC